月別アーカイブ: 2016年11月

小水力発電所を建設

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伊那市富県地籍で、春富土地改良区が管理する幹線水路を活用した小水力発電所の建設工事が行われています(写真は、発電機への送水管が設置されたところ)。

現地では、幹線水路から分水して下流の受益地に用水を送るための水路(落差工)が設けられています。

この落差工は、これまで用水を流すためだけのものでしたが、落差(23m)を利用して水を小水力発電施設に送り、大きなエネルギーを発生させることができます。

建設費は4億円と巨額になりますが、国・県・市の補助金が交付されるため、発電量をすべて売電することにより利潤が発生します。この利潤は、土地改良区全体の施設の維持管理費に充てられます。

日本ではパリ協定に基づき、二酸化炭素排出量を大幅に削減する義務が生じますが、原発について様々な議論がある中では、こうした自然エネルギーの活用を更に進めなければならないと思います。


献血に感謝

28,11,21献血キャラクターハートらちゃん
日本赤十字社のマスコットキャラクター「ハートラちゃん」

先日、私の県政報告(県政だより第4号・平成28年秋号))を読んでいただいた匿名の方から、お手紙をいただきました。

私は、6月県議会で献血推進について一般質問をしました。

県政報告にその内容を掲載したところ、これに関して提案をいただきました。

その内容は、「献血を推進するためにも、献血された方に感謝の気持ちを表すためにも、多数回献血された方に対して、県や上伊那郡市献血推進対策協議会などから感謝状が贈呈できないか?」というものでした。

早速保健所に問い合わせたところ、様々な事情があって現在では実施できないが、日本赤十字社に表彰制度があって、記念品が贈呈されるとのことです。

この制度では、回数が10回・30回・50回・70回・100回のそれぞれの段階で贈呈されます。

献血回数は、献血カードで確認しているとのことです。

いい提案であり、実施できないことは残念に思いますが、この赤十字社の制度を利用していただければありがたいと思います。

私も、記念品をいただけるように頑張ります。


上伊那産カラマツのベンチ

28,11,17小椋ベンチ寄付
                           ウェーブベンチと間伐されたカラマツ

上伊那産カラマツの間伐材で作ったウェーブベンチが11月17日(木)に県庁に寄贈され、寄贈式に地元県会議員として出席しました。

贈ったのは事務用品を販売している小椋㈱(伊那市)で、当日は社長から中島副知事にベンチが渡されました。

この会社では、利用の少ない地元産カラマツの間伐材をオフィス家具に利用できないかと考え、上伊那森林組合と木製家具のメーカーである㈱天童木工(山形県天童市)に相談し、この度これが実現したものです。

通常家具に使用されるのはブナやナラなどの広葉樹です。

カラマツは広葉樹に比べて軟らかく、傷がつきやすいなどの課題がありました。

しかし、㈱天童木工の高度な技術(薄板い板をローラーでプレスして合板にする)により、広葉樹に劣らない性能を実現することができました。

上伊那地区では、大量に出るカラマツの間伐材の処理に困っていましたが、こうした形で利用が可能になれば、今後の幅広い利活用の道が開けていくと思います。

県内の山林には、伐採の適期を迎えた木材が大量にあります。

大いにこの資源を活用し、「林業県」としての地位をいかに築いていくかが問われています。