10月16日(日)に、伊那市の西部山麓にある小黒川渓谷の「内の萱(うちのかや)」地区で「行者そば祭り」が開催され、私もおいしいそばをいただきました。
当日は秋晴れの絶好の行楽日和になり、県外の皆さんも大勢訪れて、打ちたての「行者そば」を楽しもうと、順番待ちの長蛇の列ができました(写真)。
2000食を用意しましたが、あっという間に売り切れになるほどの人気です。
この祭りは毎年この時期に開催されており、今回が30回目となりましたが、遠くから訪れるファンの方もいます。
「行者そば」は、今から1300年前に「役小角」という行者が、「内の萱」の里で世話になったお礼にと、一握りのそばの種を置いていったことに由来します。
このそばは、「辛つゆ」(大根の絞り汁の入ったつゆ)を付けて食べるのが特長で、大根の甘辛さがそばにマッチし、独特のおいしさを味わうことができます。
信州と言えば「そば」で有名ですが、伊那市では「高遠そば」をはじめ様々な味を楽しむことができます。