月別アーカイブ: 2016年8月

県議会・委員会現地調査を実施(3)

8月22日(月)から24日(水)までの3日間にわたり、県議会危機管理・建設委員会の現地調査が行われ、副委員長として参加しました。

今回は、松本・諏訪・上伊那・下伊那地域の県現地機関や委員会関連の事業実施箇所などを調査しました。

事業実施箇所の概要について、5回に分けて報告します。

第3回目は、上伊那地域です。

○ 上伊那広域消防本部は、平成27年4月に上伊那の2つの消防本部が統合して新たな組織として出発しました。

統合するまでには、長い時間をかけて協議が行われました。

私は、統合の直前まで上伊那広域連合の助役として、また伊那消防組合の助役として、新しい消防本部庁舎の建設や統合協議に従事しました。

統合の最大の効果としては、最新鋭の指令センター(写真)を活用して、初動体制の強化や救急車両の現場到着時間の短縮化が図られたことです。

28,8,23委員会調査上伊那消防

○ 伊那市の国道153号「伊那バイパス」(箕輪町~伊那市美篶)の建設現場では、高架の建設工事のうち橋脚の工事が進められています(写真)。28,8,23委員会調査153号伊那バイパス野底橋脚国道153号「伊那バイパス」と「伊駒アルプスロード」(伊那市美篶~駒ケ根市)は、リニア関連道路として位置づけられており、リニア効果を発揮するためにも、リニアが開通する11年後までに完成させなければなりません。


県議会・委員会現地調査を実施(2)

8月22日(月)から24日(水)までの3日間にわたり、県議会危機管理・建設委員会の現地調査が行われ、副委員長として参加しました。

今回は、松本・諏訪・上伊那・下伊那地域の県現地機関や委員会関連の事業実施箇所などを調査しました。

事業実施箇所の概要について、5回に分けて報告します。

第2回目は、諏訪地域です。

○ 諏訪湖の水を放流する釜口水門では、設備が老朽化したため、制御設備の更新工事などが行われています(写真は水門からの放流)。

28,8,23委員会調査釜口水門:放流ゲート

○ 釜口水門の敷地内には、「小口太郎」の像があります(写真)。

28,8,23委員会調査釜口水門:小口太郎像

「小口太郎」は岡谷市の生まれで、旧制三高(現京大)、東京帝大(現東大)を卒業。

科学者・歌人として有名で、「琵琶湖周航の歌」(三高の寮歌)の作詞者。

小口は、若い頃見た諏訪湖を思い出しながらこの歌を作ったと言われています。

私は学生時代に吉田寮(三高時代の建物が今も学生寮として使われています)に住んでいたこともあり、「琵琶湖周航の歌」は大切な楽曲です。

○ 岡谷市の塚間川では、豪雨時の川の流量を調整するための調整池が築造されました(写真)。

28,8,22委員会調査岡谷市塚間川治水対策調節池

以前は、豪雨時には河川の下流域で水があふれて水害が発生することがありましたが、この施設により水害を防ぐことができます。

豪雨による被害を防ぐ方法は様々ですが、都市部においては用地の確保が可能であれば、岡谷市のような調整池も有効であると考えます。

 

 


県議会・委員会現地調査を実施(1)

8月22日(月)から24日(水)までの3日間にわたり、県議会危機管理・建設委員会の現地調査が行われ、副委員長として参加しました。

今回は、松本・諏訪・上伊那・下伊那地域の県現地機関や委員会関連の事業実施箇所などを調査しました。

事業実施箇所の概要について、5回に分けて報告します。

第1回目は、松本・諏訪地域です。

○ 松本市を流れる「田川」の河川改修事業では、河川の護岸の改修(川の流量を増やすための河川の断面の拡張工事)に伴い、川に架かる市道の橋を架け替える必要が生じたため、工事が進められています(写真)。

28,8,23委員会調査松本市河川改修:上川

○ 諏訪湖の湖岸は、治水のためコンクリート護岸で固められ水質が悪化しているため、水質を浄化するために、水辺の生物が豊かな自然環境を復元・創出する取り組みなどが行われています(写真)。

28,8,23委員会調査諏訪湖自然再生

諏訪湖は、過去には浚渫工事により水質浄化を図っていましたが、浚渫土の処理が困難であるなどの理由により、現在工事は行われていません。

水質浄化には様々な方法があると考えられますが、創意工夫によりより良い方法を採用していくことを期待します。