月別アーカイブ: 2015年12月

リニア中央新幹線開通を見据えた広域観光

広域観光講演会27,12リニア同盟会

12月21日(月)に、「リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会」主催の広域観光に関する講演会が、伊那市役所で開催され出席しました。

講師は、総務省「地域力創造アドバイザー」の清水慎一氏です。

氏は小諸市出身で、JR東日本仙台支社長や㈱JTB常務などを歴任し、現在は長野県観光審議会長など国や地方の観光関係の役職などを務められています。

講演では、次のような指摘がありました。

上伊那は日本の中では知名度もなく、世界からは点の存在であり、市町村の枠を超えて情報の受発信をする必要がある。

地域の活性化のためには観光で稼げる仕組みを作る必要がある。

観光客に金を落としてもらうには、滞在型の観光地づくりが不可欠である。

そのためには、まず地域ブランドを確立しなければならない。ブランドは、そこに行きたくなるオンリーワンのものでなければならない。

ネーミングも重要な要素である。

情報の受発信には、業種や地域を超えた連携と観光協会のDMO化が必要である。

DMOは、地域の情報を一元的に発信し、旅行者にとってワンストップの窓口を担うことが求められる。(DMOとは、地域全体の観光マネージメントを一本化する、着地型観光のプラットフォーム組織のこと。)

また、観光地域づくりの基本理念は、「住んでよし、訪れてよし」の地域を作ることであり、住民自らが地域を愛し誇りをもって暮らす地域でなければならない。

大変示唆に富む講演でした。

現在市町村単位で行っている観光振興は、広域的に行うことが不可欠であると思います。

さらに、上伊那全体よりも、更に広域的に伊那谷全体で一本化して観光振興を進めることが望ましいと考えます。


国立スポーツ科学センターを視察

27,12国立スポーツ科学センター
レスリング練習場で小松議員と

12月18日(金)に、自民党県議団の一員として東京都北区(JR赤羽駅)にある国立スポーツ科学センターを視察しました。

当日は長野県出身の小松裕衆議院議員が、施設の案内をしてくださいました。

小松議員は、この施設のスポーツドクターを勤めていたことがあり、これまでオリンピック日本チームの専属ドクターとして、毎回オリンピックに参加されてきました。

この施設は、オリンピック出場選手などのトレーニングや強化活動を行う日本の中核拠点です。最高レベルの施設・設備や機能を備えており、視察時にも著名な選手がトレーニングを行っていました。

来年のリオデジャネイロや5年後の日本でのオリンピック・パラリンピックの出場選手も、今後この施設でトレーニングなどを行うことになります。

国民に夢と感動を与えるオリンピック・パラリンピックです.

大いにこの施設を活用し、選手の皆さんにはいい成績をあげて欲しいと思います。

 

 


県議会委員会で質問(2)

27,11委員会垣内委員も

県議会11月定例会の県民文化・健康福祉委員会が、12月7日(月)から9日(水)まで開催され、委員として質問や提案を行いました。

その主な内容について、お知らせします。

【健康福祉部関係】

○ 歯の健康について

Q1 歯科保健・歯科診療の推進は重要。現在、県庁の保健・疾病対策課に歯科医師である「歯科保健推進医監」を置いており、設置効果が大きいため、引き続き配置すべきと考えるがどうか?

2 歯科口腔保健の推進に関する法律により、都道府県が「口腔保健支援センター」を設置することができる旨の規定があるが、歯科口腔保健の推進は重要であり、早期に県に「口腔保健支援センター」を設置すべきと考えるがどうか?

A1 「歯科保健推進医監」は、引き続き設置したい。

2 「口腔保健支援センター」は、設置の方向で検討したい。

○ 「地域医療構想」の策定について

Q 「地域医療構想」は、来年度策定の予定で現在検討を進めており、構想の中で各区域の必要病床数が決定される。区域は構想の中で決められるが、区域の設定は大変重要であるため、現在の2次医療圏(県下10圏域)と同じ区域とすべきと考えるがどうか?

A 現状の2次医療圏を尊重したうえで、決定されると考える。