伊那市日影で建設工事が進められていた産科診療所「菜の花マタニティクリニック」がこのたび完成し、7月25日(土)に開催された竣工式に出席しました。
診療所は、7月27日(月)に開院しました。
診療所の鈴木院長は、産科医が少なく里帰り出産の受け入れを制限されている上伊那地域の状況を何とか改善しようと決心し、下伊那地域の公立病院を円満退職して、伊那市に開院しました。
診療所では年間360件の出産を予定していますが、現在十分な医師体制が取れていない伊那中央病院の産婦人科医の負担軽減につながります。また、診療所では里帰り出産も受け入れが可能です。
若年女性が地域に定住するには、安心して出産できる環境を整備することが非常に重要です。このため、地域に産科医を一定程度確保し、里帰り出産の制限を無くす必要があります。
こうした中で、診療所が開院したことは、地域にとっては大変ありがたいことであり、鈴木医師の決断に感謝したいと思います。
地方創生のためには、産科医の確保が不可欠であることから、私は、先の県議会6月定例会で 出産等に関する事項について知事等に一般質問しました。
今後も、出産や出産に関わる医療サービスの充実などについて、県議会などで提言していきたいと思います。