8つの約束の第1に掲げているのが、産業振興と、雇用の確保です。
地域を存続させるためには、定住を促進するとともに、人口の減少にストップをかけなければなりません。そのためには、産業の振興と雇用の確保が不可欠です。
中でも、農業の振興と農村の保全が重要と考えます。農業は産業の基本であり、農業・農村は国土や水、環境や景観を保全しています。農業・農村が衰退すれば地域は崩壊してしまいます。
そこで、私はまず農業の振興と農村の保全を重要施策の一つとして取り組みます。また、農業水利施設の保全など、老朽化した農業施設の機能維持や更新を計画的に行います。
また、儲かる農業を進めるとともに、これからの農業の重要な担い手として、新規就農を促進します。また、優秀でやる気のある農家や法人・団体への支援を行います。また、兼業農家が多い伊那地域の特性を考慮すると、兼業農家の存続にも目を向けなければなりません。
さらに、中山間地おけるシカなどの獣害被害が深刻であり、中山間地の保全のためにも、重点的かつ緊急な対策を取らなければなりません。
一方、地域の活性化を図るためには、農林業の振興とあわせて商工業の振興も進めなければなりません。これからの地域経済の牽引役として、新しい産業も興していかなければなりません。そのためにも、新規創業への支援が必要です。
また、すばらしい山岳や田園風景が、今後国内外から注目を集め、インバウンドが盛んになると予想されることから、これらを生かした観光振興を進めます。
さらに、当然のこととして、既存企業の支援策も重要です。これと並行して、優良企業の誘致も進め、雇用の確保を図ります。
建設業については、裾野の広い業種であることや、災害時における備えの強化のためにも 支援が必要であると考えます。