少子・高齢化が進み、国も地方も歳入が減少していく中で、増え続ける社会保障費の財源をいかに確保するかが重要な課題となっていますが、住民が日々安心して生活できるためには、医療の充実、特に救急の充実や高度医療の推進が重要です。
上伊那地域は県下でも特に医師数の少ない地域です。これを解決するには、市町村レベルではなく、県が責任をもって 医師の確保を進めなければならないと考えます。
また、看護師不足も深刻で、看護師の養成も進めなければなりませんが、現在上伊那には正看護師養成学校がありません。
更に、手術や治療後のリハビリが大変重要ですが、南信地域には県立のリハビリテーションセンターが設置されていないため、南信の皆さんはリハビリを十分に受けることができていないと思います。
正看護師養成学校の上伊那への設置や、リハビリセンターの南信地域への設置を進めて行かなければならないと考えます。
次に、福祉については、地域と施設と行政が連携して、現在のサービス水準の維持・向上をめざしていかなければなりません。
これまでどちらかというと高齢者福祉に重きを置いていた施策を、子育て支援にも向けていかねばなりません。定住促進のためにも、安心して子育てができる環境づくりが重要です。
子供の医療費の支援(無料化)や、多子世帯に対する保育料の軽減措置については、現在市町村によって支援の水準が異なっているため、県内のどこにいても同じ制度にすることが大切だと考えています。
また、高齢者については、生きがいを持ち、より健康なお年寄りがふえるためにも、社会参加を促進するべきだと考えます。