2月県議会で一般質問(6)

Ⅱ 高等教育機関について(1)

1 長野県立大学の地域貢献についてについて(1)

(1) 卒業後の県内就職の促進について

・ 県立大学の卒業生にあっては、他の高等教育機関にも増して卒業後に県内に就職することが求められている。

・ しかし、県立大学の平成30年から6年間の「中期計画」を見ると、「地域貢献」については記述されているが、「卒業後の県内就職」という目標は記載されていない。

Q1 長野県立大学は、地域貢献の一環として卒業生の県内就職を促進する目標を掲げていないが、これをどう評価するのか?

A1(知事)

結果として県内就職が高まることが重要。大学では県内企業を中心に、企業説明会やインターンシップ等を行っている。長野県に対する愛着を育てるような教育も含め、県内企業や長野県について理解を深めてもらえるような教育を行っている。そうした中で最終的に起業・就職することは学生の意志になるため、県としては学生が就職したくなるような企業が増えるようにすること、県外から来た学生も長野県に住み続けたいと思える県づくりをしていくことが重要と考えている。

Q2 卒業生の県内就職の促進を図るため、現在の大学の中期計画を見直して、目標値を定めることを提案するが?

A2(県民文化部長)

県立大学も地域にリーダーを輩出することを大学の大きな使命の1つとしており、就職支援も主に県内を対象に実施している。学生の自主性を尊重しつつ学生が将来のキャリアを考えるにあたり、長野県で活躍する姿を描いて選択肢として持つことができるように、情報を提供することが大切。学生を中心にして情報提供や就職支援を行い、その結果県内への就職を選択することが望ましい。県も大学も県内への就職促進を重要事項と捉え、その状況は重要な指標として捉えていくべきと考えるが、目標値の設定についてはまずは来年度からの初の卒業生の就職状況を注視したうえで考えたい。