9月2日(土)に、伊那市高遠町で「高遠城下まつり」が開催されました。
私は来賓として参加し、オープニングで紹介していただきました(写真)。
この祭りは、高遠藩の城下として栄えた時代を偲び、先人に感謝し、地域住民の交流を図るため、毎年開催しています。
まつりでは様々なイベントが行われ、中心商店街では露店が出されるなど、多くの皆さんが集い、昼から夜まで大変な賑わいになります。
合併前の高遠町時代からの友好都市である東京都新宿区と三宅島、福島県猪苗代町からも関係者が訪れ、伝統ある演芸などが披露されました。
特に、新宿区役所職員(つつじ連)による「阿波踊り」は大変な人気で、人だかりとなりました。
夜には、「町民踊り」が行われ、町内の全地区から踊り連が参加しました。
今年は5年ぶりに「子供騎馬行列」が披露されました。
この騎馬行列は、高遠藩主の保科正之(後の会津藩主)が最上藩(山形県)に移った際に、貴船神社(保科の厚い信仰を受けた。高遠町藤沢)に行列の道具を奉納したことが始まりとされています。
この行事は一時途絶えていましたが、平成3年に保存会の手によって子供の行事として復活したものです。現在は、市の指定文化財となっています。
当日は貴船神社のある高遠北小学校の児童が衣装を身に着けて、中心商店街を堂々と練り歩き、大勢の皆さんから温かい声援が送られていました。