県議会・議会運営委員会の県外調査が7月12日(木)13日(金)の両日に実施され、委員として参加しました。
今回は、北海道大学公共政策大学院と北海道議会を調査しましたので、その主な内容を2回に分けてお知らせします。
1回目は、北海道大学公共政策大学院です。
① キャンパスは公園
北海道大学は札幌駅から歩いてすぐの場所にあります。高層ビルが立ち並ぶオフィス街の中にあり、日本の大学の中では有数の面積(東京ドーム38個分)を誇ります。
キャンパスには明治時代からの樹木などが植えられ、芝生広場やせせらぎ水路、池などもあり、まるで公園のようです。
四季折々の景観の美しさが有名で、市民の憩いの場や観光名所ともなっています(写真は木々がうっそうと茂る構内)。
② 公共政策大学院
・ 説明役の荒川准教授は総務省から派遣されている方で、若い頃には長野県庁(市町村課)に派遣された経験もあります(写真右から2人目)。
・ 公共政策大学院は国内には7校しかありません。
・ 公務員など専門的な職業人の養成を行っており、修了後は国家公務員や地方公務員などの道に進みます。
・ 学生は現役地方議員や地方公務員も多く在籍しています。
・ 教員の3割以上が実務家で、フィールドワークやワークショップを重視しています。
③ 地域連携の取組
・ 地域貢献の一環として、道内の6市町村(議会)と連携協定を締結しています。
・ 連携内容は、共同調査・研究、職員・議員への学習機会の提供、市町村事業への院生の参画などです。
・ 地域連携一環として、道内の地方議員・公務員向けのサマースクール(2日間)を2008年から実施しており、毎年90名程度の参加があります(今年度は道外からの参加があります。)。
・ 昨年度のテーマは「夕張市の財政破綻と再生の経緯」でした。夕張市の財政破綻の原因として、議会のチェックが不十分であったと指摘されているところであり、大変良いテーマであったと思います。