議会農政・林務委員会で審議(1)

12月9日(月)から11日(水)の3日間にわたり、11月県議会定例会の農政・林務委員会が開催され、委員として出席して提案や質問を行いました。

主な内容について、4回に分けて報告します。

 

【農政委員会】(その1)

1 県産米の販売促進

Q1 県やJAでは「風さやか」の産地化を図るためPR活動を行っているが、成果は上がっているのか?

A1(課長)「風さやか」は県内を中心に消費拡大を図っている。生産量は県内米生産量の6%に増えてきた。認知度は県民の7割程度に高まっているが、消費量は中々増えていない。

Q2 米の販売促進やブランド化に関して、農協との連携が弱いと感じるが、農協との連携を進めるべきではないか?

A2(課長)米の生産や品質管理の面は県、販売の面は農協が分担する中で、常時連携しているが、今後更に連携を進めたい。

※ 長野県の米は高い品質であることが証明されていますが、PR不足もあって評価が高くない状況であり、一層のブランド化や情報発信を進めなければなりません。

 

2 農作物の酷暑対策

Q1 近年酷暑による農産物の被害が大きく、早急に温暖化や酷暑対策を講じるべき。酷暑に強い技術の開発や、酷暑に強い品種の導入を行うべきではないか? 

A1(課長)県の研究機関にプロジェクトチームを立ちあげ、技術対策と品種の育成に取り組んでおり、研究機関の予算の4割を充てている。近い将来には米や果樹の新品種を誕生させたい。

Q2 有機農業やスマート農業の振興を図るために、各地域振興局の普及指導員を増員すべきではないか?

A2(部長)厳しい予算の中では増員は難しいが、職員の技術レベルを上げるための人材育成に力を入れたい。特に有機農業、スマート農業、温暖化対策の3点については、人的資源を重点的に投入したい

※ 温暖化のスピードが早いため、品種改良や新品種の導入は待ったなしであり、人や予算への投資を早急に進めるべきと考えます。