8月29日(木)、30日(金)に議会総務企画警察委員会の中南信地域の県現地機関の調査を実施しましたので、主な内容を3回に分けて報告します。
3 「よこね田んぼ観光地化事業」(県事業)(飯田市千代地区)
・ 千代(旧千代村)には美しい棚田が広がる地区があり、この棚田は「よこね田んぼ」呼ばれています。「よこね」は、昔のこの地区の呼び名です(写真)。
・ 人口減と高齢化が進み農地の荒廃化が進む中で、地区の皆さんは棚田を千代地区の財産と位置づけ、文化的遺産として後世に受け継いでいくことを決定しました。
・ これを受けて、地区の保全委員会(平成10年設置)が農地を借り受けて栽培管理を行っています。
・ 棚田を活用して様々な活動を行い、地区の活性化、移住定住の促進、米加工品の生産(酒)、食育などを行っていますが、平成11年には「日本の棚田百選」にも選定されています。
・ 平成11年からは国県事業を活用して、土地改良、休憩施設や遊歩道の整備、管理器機類の整備、パンフレットの作成などを行っています。
4 飯田警察署(写真)
・ 施設の老朽化が進み業務スペースが不足しています。また進入路が狭く車両の出入りに支障を来しており、敷地も狭いため駐車スペースが不十分です。
・ そうした中で、施設の早期改築が課題となっていることから、県警察は警察署の改築を行い(年度は未定)、合わせて地域から要望されていた南信運転免許センターを警察署に併設して新設する方針を6月に示しています。