大阪府・京都府の機関等を調査しましたので、内容を2回にわたり報告します。
3 京都食肉市場㈱(京都市、京都市中央食肉市場)
・ 市場は京都市が昭和44年に開設。平成30年に市が改築(100億円)。
・ 営業は京都食肉市場㈱に委託。牛(入荷の8割が黒毛和牛)と豚を入荷。
・ 施設内は見学が可能で、見学コースが設定されている。係留から放血・皮剥ぎ・胸割・内蔵摘出・背割など全ての処理工程を見ることができる。
・ 牛の入荷数は、京都府(18%)・長野県(17%)・北海道(11%)の順。
・ 「信州プレミアム牛肉」の主要出荷先(約3割を京都へ)で、京都のバイヤーには長野県産牛の評価が高い(旨み、脂身、肉質など)(写真は入荷した最高級牛肉が掲示されていますが、長野県の出荷者がいくつか選ばれています。)。
・ 京都は全国で一番牛肉の消費が多い(良質な和牛を食する文化がある。)。
- 長野県とこの市場と付き合いが長く、長野県の評価が高いため、今後も主要出荷先としてしっかり売り込む必要がある。
4 京都市市民防災センター(京都市)
・ 京都市により平成7年開設(4階建、23億円)
・ 自主防災組織の育成や防災教育の推進を主目的に設置。体験施設が充実している。
・ 年間10万人の来館者。防災教育施設として全国5位の評価を受ける。
・ 指定管理者として㈳京都市防災協会に管理を委託し、年間委託料は1.4億円)
・ この施設は市の防災力の強化のために、将来を担う子ども達への防災教育に力を入れており、非常に参考になりました。