看護協会・看護連盟と懇談

12月19日(土)に、松本市の長野県看護協会会館で長野県看護協会・看護連盟と県議会議員との懇話会が開催され、県議会「看護問題懇話会」の委員として出席しました。

当日は、看護協会・看護連盟から本部・支部の役員が出席しました。

この懇話会は定期的に開催して情報交換や意見交換を行っており、国や県の施策に活かしています。

今回は、看護職の働き方改革とコロナへの対応の2項目をテーマにしました。

看護職の労働の課題としては、子育て中の職員が増加していること、夜勤従事が可能な一部職員が過重業務を強いられていること、夜勤のガイドライン(13時間以内)を上回る夜勤(16時間以上)の実態があることなどが報告されました。

また、看護職員の高齢化が進んでいること、看護職が担う役割が増加していることなども報告されました。

労働に関しては様々な課題が山積していますが、これを改善するには病院経営者等が対応するものもありますが、抜本的には国が現状を把握したうえで改善に向けた対策を行う必要があります。

コロナ対策に関しては、医療現場が大変な状況にあることが報告されました。

コロナに関する課題としては、患者を受け入れるための体制を整えることに苦労していること、防護具等の確保に苦労したこと、清掃やごみ処理まで看護職が担い負担が増えていること、収束が見えない中で心身の疲労が蓄積していること、差別を受け精神的に参っていることなどが報告されました。

政府では患者の受入態勢は整っているとアナウンスしていますが、ベッドを確保してもスタッフが揃わなければ受入は困難であり、他の重病患者への対応も考えなければならないことなど、医療現場では日々大変な苦労をされています。

今後感染拡大が続けば、まさに医療崩壊になり、治療を受けたくても受けられない状況に陥る事態も考えられます。

コロナにより様々な苦痛を受け、看護職を辞めてしまう人が多いことが明らかになっています。

医療現場の皆さんの苦労を理解し、個々の立場では感染しない、感染させないための対応を行う必要があります。

私は、今後も看護職の皆さんが働き甲斐をもって、仕事ができるような環境を整備するために、議員としてしっかり活動していきます。

看護職の皆さんは、コロナ対策で年末年始もなく働き、休みも取れません。当然GoToも使えません。そのご苦労に敬意を表します。