4月9日(月)に、伊那市内で長野県理容生活衛生同業組合・南信部会の定期総代会が開催され、地元県会議員として出席しました。
南信部会は6支部で構成され、会員数332名、総代数28名の組織です。
総代会は毎年支部持ち回りで開催されており、今年は伊那市支部(園原四郎支部長)が当番支部となりました。
組合では、技術向上のための研修や事業者間の交流事業のほか、カットボランティアや清掃などの社会奉仕活動にも熱心に取り組むなど、活発な活動を行っています。
最近の理容業を取り巻く環境は、高齢化や人口減の影響で厳しくなっています。
散髪するサイクルが長くなる傾向にあり、散髪のニーズも多様化しているようです。また、料金アップがしにくい状況もあります。
そうした状況の中で、理容業を営む会員事業所はこの10年間で1割も減少しています。
また、事業者の高齢化や後継者不足が進むなど、経営が年々厳しくなっています。
一方、介護制度が定着する中で、訪問サービスの需要が高まっています。
組合では、今後はこうした訪問サービスが経営の柱になっていくものと見ています。
私は園原支部長さんと同級生という間柄でもあることから、40年以上も散髪をしていただいています。
私は挨拶で、「理容業は私たちの生活になくてはならない重要な仕事であり、また美しくしてくださる仕事である。
コミュニケーションの場でもあり、癒しを与えてくれる場でもある。
月に1度はお世話になっているが、大変楽しみにしている。
経営を取り巻く環境は厳しいが大切な仕事であるので、創意工夫により頑張っていただきたい。」と述べました。
年を重ねれば白髪が増えたり髪が薄くなって、大いに気になるものですが、散髪やフェイスケアのお陰で老化現象がゆっくり進んでいると思えば、散髪も楽しくなるものです。