特別養護老人ホームで夏祭り

7月28日(土)に、伊那市東春近にある特別養護老人ホーム「みのりの杜」で夏祭りが開催され、地元県会議員として参加しました。

この施設は、平成27年4月に「社会福祉法人高遠さくら福祉会」が東春近原新田に開設しました。

私の自宅から歩いて10分のところにあり、施設の南側は集落と農地が広がり、西には中央アルプスが見える環境にあります。周囲をさえぎるものがないため、四季の変化を感じながら生活することができます。

施設は広い敷地に建設され、居室などはゆったりとした空間が確保されています。

長期入所29人、短期入所11人の定員で、現在はぼぼ満床の状態です。入所者に対する職員の対応が良いと、評判の施設です。

施設は地域に開放されており、地域の皆さんの趣味や文化活動などにも利用されています。

祭りは、開会式、ステージ発表、抽選会があり、食事屋台を楽しむことが出来ます。

入所者や家族の皆さん、近所の皆さんなど大勢が集まり、このイベントを楽しんでいました。

ステージ発表では、春富中学校(東春近)の吹奏楽部60人による演奏がありました(写真)。

吹奏楽部は最近力を付けてきており、各種コンクールでは素晴らしい成績をあげています。

吹奏楽部は、福祉施設のイベントや地域のまつりなどに積極的に参加しており、地域の皆さんからは大変喜ばれています。

しかし、学校に備えてある楽器では不十分なため、楽器の確保が大きな課題になっています。仕方なく個人で購入するケースも多いようです。

私は開会式で「常に地域に開かれている施設であり、大変ありがたい存在。災害時には避難施設としても活用でき、地域の安心感につながっている。介護施設の運営は介護人材の確保など厳しい環境にあるが、頑張っていただきたい。」と祝辞を述べました。