先日、市内長谷地区の危険個所、農地等の現地調査をしました。
長谷杉島地区の集落内では、有害鳥獣から野菜を守るための防護ネットを見かけました(写真)。
自家用野菜を栽培する畑をネットで完全に覆い、猿、鹿、イノシシなどによる食害を防止しています。設置費用は全額自己負担ですが、しっかりとした骨組みをするなど、巨額な費用がかかっていると思います。
長谷地区は過疎地域に指定されていますが、有害鳥獣の被害がひどく、特に猿による食害に悩まされています。
過疎地区では若者を中心に市外に転出する人が多く、過疎化に拍車をかけています。
地域を守っているのは高齢者が中心で、自分たちの世代のうちは地域に暮らし続けようと頑張っています。
食害がひどくなると、自給自足のための貴重な野菜を得ることができなくなり、暮らし続ける意欲が減退してしまいます。
過疎地域を守るには、有害鳥獣対策は最も重要です。過疎対策として公費による手厚い支援が必要です。