伊那市では、8月14日から15日にかけて各地区で成人式が開催されました。
東春近地区では15日(水)の終戦記念日に開催され、地元県会議員として出席しました。
今年の新成人は75名で、うち53名が出席しました。
式では、まず先の大戦で亡くなられた方々のご冥福を祈って、黙祷を捧げました。
続いて「伊那市の歌」を斉唱し、「市民憲章」を唱和しました。
私は祝辞で、「私は二十歳を大学生として迎えたが、当時は大学紛争が激しく、2年間は学生自治会によるストライキが行われ、大学が封鎖されて授業が全く行われなかった。4年間のうち2年間はアルバイトと麻雀に明け暮れ、勉強も読書も何もせずに過ごしてしまった。ただ無駄に2年間が過ぎてしまい、今では大変後悔している。新成人の皆さんは考え方が柔軟でありエネルギーがあるので、今しかできないことや今為すべきことにチャレンジして欲しい。このことが、これからの人生に必ず生きてくる。」と述べました(写真)。
また、新成人一人ひとりからショートスピーチがありました。
それぞれ夢を持ち、チャレンジしようとする姿勢が感じられました。
助産師・看護師・保育士や教師などの資格取得を目指して勉強している人が、多く見受けられました。
既に就職している人もいましたし、子どもを2人も育てているという、たくましい女性もいました。将来は起業を目指すという頼もしい女性もいました。
今は都会にいるけれど、将来は伊那市で暮らそうという人も多くありました。
それぞれのスピーチに、私は爽やかな感動を覚えました。
新成人の皆さんはしっかりした考えを持っており、将来を任せられると確信しました。
新成人の皆さんが今後地域に定着するためにも、働く場の確保が重要です。
また、安心して妊娠・出産・子育てができる環境づくりも不可欠です。
医療や福祉の充実も大切です。
議員として、こうした課題にしっかり取り組みたいと考えます。
成人の皆さんのこれからの人生が、幸多からんことをお祈りします。