小学生の県庁見学で議会の役割を説明


9月13日(木)に、松本市立開智小学校の4年生が県庁見学に訪れ、議場も見学しました。

小学生の議場見学時の説明は、正副議長・議会広報委員・地元県会議員が分担をして行いますが、今回は広報委員として私が説明役を務めました。

私は、議会の役割などについて説明しました。

県議会の役割を小学生に説明することは、中々難しいものです。

そこで私は、アンデルセン童話の「裸の王様」を引き合いに出して説明しました。「裸の王様」は言い換えると独裁者です。

私は、次のような説明をしました。

「もし、県知事が「裸の王様」だったらどうでしょうか?県民にとって望ましくないことでも、知事は全て自分の考えで仕事をします。間違いがあっても、県民は文句を言えません。例えば、知事が開智小学校の先生の数が多いと考え、半分に減らしてしまったらどうでしょうか?皆さんの学習に影響が出ますね。」

「そうした間違いを防ぐために、議会があります。議会は知事のやろうとしていることが、県民にとって良いかどうかチェックします。良くない場合は、「ノー」と言います。また、より良い県にするために、知事に対して提案もします。」

「知事も議員も県民から選ばれます。議員は県内の各地から選ばれ、常に県民の希望や意見を聞いているので、県民のおおよその考えを言うことができます。知事は1人ですから、県民の考えを把握することは難しいことです。」

「知事は、県議会の賛成が得られた場合に、仕事を進めることができます。」

「知事がやろうとしていることが、良いかどうか議論する場が議場です。」

「県の仕事が県民にとって望ましいものにするために、県議会の役割は大切です。県や市町村の議会の役割は、全国共通です。」