3月23日(金)に長野県地域医療構想調整会議が長野市で開催され、委員としてオンラインで参加しました。
地域医療構想とは、地域に必要とされる医療サービスの維持・充実を図りつつ、将来の医療需要に応じた医療供給体制の構築に向け、関係者が自主的な取組を進めるための構想です。各都道府県で策定しています。
地域医療構想調整会議は、構想に係る状況や課題・対策などについて協議し、必要な調整を行う会議です。
会議のメンバーは、各医療圏における調整会議の座長、アドバイザー、医療審議会委員で構成されています。私は、医療審議会委員の立場で参加しました。
各圏域の課題としては、各医療機関の役割・機能の最適化や連携強化、医療従事者の不足、働き方改革を踏まえた救急体制の確保、開業医の維持などです。
このうち開業医については、開業医が高齢化して廃業などが進めば、地域の医療や地域包括ケアシステムの維持に支障が出てしまいます。
委員からは、国は病床数を削減しようとしているが、県の調整会議としては削減ありきの議論をすべきではないとの意見が出されました。
また、県会議員は医療のことを理解していないとの厳しい意見が出されました。私達県会議員は、指摘のとおり地域医療について理解を深めなければならないと考えます。
当日は、地域医療の課題等について意見交換を行いました。