8月23日(水)に、伊那市前原区公民館で伊那地区竜東北部6区の区長等役員の皆さんとの意見交換会を開催しました。
会では、まず私から議員としての活動状況や県・市の課題などについてお話をしました。
その後市や地域の課題などについて、意見交換を行いました。
その主な内容は、次のとおりです。
① 国道バイパスの整備について
Q 伊那市は、駒ケ根市に比べてバイパスの整備が遅れているが、その理由は何か?
A(酒井) 過去にはバイパスなどの基幹道路を開設するには、区画整理などの面的な整備と合わせて行うことが条件とされていた。
駒ケ根市では、いち早く区画整理事業に取り掛かり、バイパス(伊南バイパス)の開設を同時に行うよう、国や県に働きかけたために、事業が早期に進むことにつながった。
一方、伊那市では区画整理を行うような機運も醸成されておらず、バイパス開設の運動が遅れてしまった。
② 国道153号「伊駒アルプスロード」について
Q 「伊駒アルプスロード」の事業に着手しつつあるが、どのような経過で現状に至ったのか?
A(酒井) 市では以前からこの道路の開設について、国や県に働きかけてきたが、具体的にはならなかった。
しかし、リニア中央新幹線のルートや長野県駅の位置が決まり、平成39年には運行が開始されることになったことから、市ではこの道路を「リニア関連道路」として位置づけることができれば、建設に向けて一歩進めることができると考え、国や県に要望活動を行った。
上伊那地域では、リニアの駅からのアクセス(国道)を整備しなければ、リニア効果を地域に生かすことができないため、リニア開通までに整備を終えることが求められている。
様々な活動を経て、県のリニア関連事業の「関連道路」の一つに位置づけられ、今日に至っている。