9月14日(金)に、箕輪町で長野県商工会連合会上伊那支部と上伊那地域選出県会議員との懇談会「上伊那地域振興懇談会」が開催され出席しました。
この会は、参加者の意見交換により上伊那地域の商工振興を推進していこうと、毎年度開催しています。
参加者からは、
全体的には若い人材の確保が困難、後継者がいない、
消費税アップの影響が心配、
働き方改革は難しい、
商業はネット販売の増加などにより低迷、
建設業は不調、
ものづくり関係では受注は増えているものの人手不足が課題など、
厳しい状況が報告されました。
私は懇談の中で次のような発言をしました。
・ 9年後のリニアの開通は伊那谷にとって大きな発展のチャンスであり、生かさなければならない。
・ 伊那谷の農村や山岳の景観、春先のアルプスの残雪は大きな地域資源であり観光に生かせる。これらは東南アジアの国々には人気があり、観光客が増える。
・ 建設業の振興には、「品確法(公共工事等の品質確保の促進に関する法律)」の適正運用による適正利益の確保が大切であり、公共事業では市町村長がいかに「品確法」を順守するかがカギ。災害対策のためにも、建設業の存続は重要。
・ ものづくり関係では、新技術・新商品の開発などのために県の試験研究機関を大いに利用して欲しい。
・ 若者の確保のためには、学生などに対して地元中小企業の認知度を高める必要があり、いかに情報発信していくかが重要。
・ 将来の地域の担い手の確保のために、現在上伊那の行政と経営者団体などが進めている「郷土愛プロジェクト」には期待ができる。小中学生の時から地域について学習し、地域の良さや素晴らしい企業があることを知ってもらうことが大切。
・ 障害者の雇用については、企業の皆さんには理解と協力をいただき、伊那養護学校からも感謝されているが、引き続き雇用の拡大に努めていただきたい。
・ 商工業の振興のためには、行政との連携が重要。各市町村との連携や県の現地機関である地域振興局の果たす役割は重要。地域振興局は、商工会の相談等に対して親切に対応しなければならない。
私は今回の懇談会の内容を参考にして、中小企業の振興や地域の活性化のために努力していきます。