4月8日(木)に、長野県南信工科短期大学校(上伊那郡南箕輪村)の入学式が行われ、地元県会議員として出席しました(写真は大石校長の式辞)。
この短大は、これからの県の産業を支えていく「ものづくりのスペシャリスト」を育成するために、平成28年4月に開校しました。
今年は、専門課程24名と短期課程9名の合計33名が入学しました。
専門課程は「機械・生産技術科」と「電気・制御技術科」の2科があり、修業期間は2年です。
短期課程は社会人向けの機械科があり、修業期間は6か月です。
専門課程では、4年制大学で学ぶ内容を2年間で学ぶため、密度の濃いカリキュラムが組まれています。また、大学では履修できない先端機器を活用した実習に力点が置かれています。
この短大の特長は、地元の企業が短大振興会を結成し、企業の専門家が短大で学生を指導したり、学生が企業に出向いて実習を受けられるなど、地域をあげての応援体制ができていることです。
就職率は100%で、ほとんどの卒業生が県内に就職しています。
私は、長野県の地方創生のためには県内出身の学生が県内に就職することが極めて重要であると考えており、工科短大の地域貢献の役割は大きいと思います。
しかし、この短大の知名度がまだ低く、また授業内容のすばらしさがあまり知られていません。
県では、今年度予算の新規事業としてこの短大のブランド戦略策定やPR事業を計上していますので、事業効果をあげて短大が注目され、今後多くの受験生の進路の選択肢になることを期待します。
これからは、普通科・職業科などの学科を問わず、将来のものづくり産業を担う意欲のある高校生に入学して欲しいものです。