7月16日(水)に、県監査委員として増田代表監査委員と共に千曲建設事務所(千曲市)を監査しました。
監査では、最初に所長から業務の概要について説明を受け、その後監査委員から質疑を行いました。
私は、主に次の事項について質問をしました。
1 道路施設損傷原因者負担金
Q 令和5年に自動車が県管理の道路照明等を破損し、原因者が損害賠償金240万円を分納(6年度に43万円納入、その後令和12年度まで毎月3万円分納。)しているが、分納の内容を決定した経過は?
A(課長) 原因者と所の担当係長が協議を行い原因者が負担可能な額で合意に達し、分納誓約書を締結した(所長決裁)。
Q 分納誓約をした当時の決裁文書を提示されたい。➡(酒井が文書を確認)➡この文書では、額を決定した経過や根拠等が明確ではなく、この文書は文書作成の基本ができていない。今後所内で情報共有し適切な文書作成に努められたい。
書類監査終了後、2カ所の工事施工箇所の現地調査を行いました。調査箇所は、道路改築と河川堤防補強事業です。
道路は県道内川姥捨停車場線(千曲市)の改良事業で、「地域戦略推進型公共事業」として位置づけられています。また千曲市策定の姥捨棚田整備計画の一環として、建設事務所・教育事務所・地域振興局・千曲市が連携して整備を行います。この県道は、棚田の上部地域を通過し(JR姥捨駅・姥捨SICから戸倉上山田温泉方面へ至る)、眼下に棚田を眺められるビューポイントを中心に改良を行います。県は県道を、市は展望広場や駐車場を整備します(写真)。