11月6日(日)に、伊那市内で伊那中央病院の開院20周年式典が開催され、地元県会議員として出席しました。
中央病院は、平成15年4月に開院しました。伊那市・高遠町・長谷村・箕輪町・南箕輪村の5市町村による伊那中央行政組合により設置され、当時の病床数は344床でした。私はこの組合の助役を務め、病院経営に関わりました。
この病院の前身は伊那市営伊那中央病院で、昭和22年に町立の病院として設置され、後に伊那市営となりました。
市営の病院は老朽化が進み、設備などに課題を抱えていたため、改築を迫られていましたが、一部事務組合による運営に転換し、場所も伊那市・水神町から中央道伊那ICに近い現在地(伊那市・小四郎久保)に移転しました。
開院後、増床やスタッフの増員、増築を重ね、現在は394床となり、職員数は910名となっています。
私は、祝辞の中で次のように述べました。
「開院に当たり当時の小川院長は、患者本位の病院経営を目指し、数々の改革を進めた。施設・設備は最新鋭のものを目指した。次々に人材を確保するなどして内容を充実し、救急救命センターの指定を受けたことが、病院にとっては大きな出来事であった。そうしたことから県下有数の総合病院としての評価を得るに至った。今後は人材の確保・育成や施設設備の維持向上などを実現するために、本郷院長を中心に職員が心を一つにして課題解決を図り、地域に更に信頼される病院にしていただきたい。」