上伊那産カラマツの間伐材で作ったウェーブベンチが11月17日(木)に県庁に寄贈され、寄贈式に地元県会議員として出席しました。
贈ったのは事務用品を販売している小椋㈱(伊那市)で、当日は社長から中島副知事にベンチが渡されました。
この会社では、利用の少ない地元産カラマツの間伐材をオフィス家具に利用できないかと考え、上伊那森林組合と木製家具のメーカーである㈱天童木工(山形県天童市)に相談し、この度これが実現したものです。
通常家具に使用されるのはブナやナラなどの広葉樹です。
カラマツは広葉樹に比べて軟らかく、傷がつきやすいなどの課題がありました。
しかし、㈱天童木工の高度な技術(薄板い板をローラーでプレスして合板にする)により、広葉樹に劣らない性能を実現することができました。
上伊那地区では、大量に出るカラマツの間伐材の処理に困っていましたが、こうした形で利用が可能になれば、今後の幅広い利活用の道が開けていくと思います。
県内の山林には、伐採の適期を迎えた木材が大量にあります。
大いにこの資源を活用し、「林業県」としての地位をいかに築いていくかが問われています。