2月4日(日)に、箕輪町で上伊那獣医師会(佐藤一也会長)の創立70周年記念式典が開催され、地元県会議員として出席しました。
式典の中で、長年にわたって会の発展に貢献された方々の表彰がありました(写真は上伊那獣医師会長表彰を受ける田畑安彦氏(伊那市))。
同会は昭和23年に上伊那獣医協会として発足し、現在は80人の会員を擁しています。
発足当初は伊那保健所内に事務所を置いていましたが、その後伊那家畜保健衛生所内に移し、平成15年には自前の事務所を開設して現在に至っています。
会では「人と動物の共生」を目指して、牛や豚などの産業動物や犬猫の健康管理、公衆衛生や家畜衛生、動物愛護の普及啓発活動などを行っています。
以前は家畜に関する業務が主なものでしたが、社会の変化によりペットの健康管理に関する業務が増えています。
現在は、口蹄疫・牛海綿状脳症(BSE)・鳥インフルエンザなどの感染症予防対策や災害時の対応、食品安全対策にも力を入れており、会の活動は私たちの生活に深く関わっています。
獣医師は、畜産や酪農の振興には不可欠な存在であり、昼夜を問わない活動には頭が下がります。
獣医師というと、「加計学園」の岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の新設問題が議論されていますが、獣医師の実際の需給状況や将来における獣医師の需要と供給のバランスはどうかなど、真剣な議論を望むものです。