9月25日(月)に、伊那市役所で三峰川総合開発事業期成同盟会の総会が開催され、同会顧問として出席しました。
この会は、三峰川流域の戸草ダムの建設(伊那市長谷)と美和ダム再開発事業(伊那市長谷)を促進するため、伊那谷の市町村で構成された組織です。
美和ダム再開発事業は洪水調整機能の強化のために、ダム湖内に堆積した土砂の搬出と洪水時の堆積を少なくするための事業を現在実施しています。
戸草ダムは、美和ダムの上流域の防災対策を進めるため、治水・利水を目的とした多目的ダムとして計画されましたが、県が利水事業から撤退したため、多目的ダムの建設はいったん白紙になりました。
しかし、近年ゲリラ的な豪雨が多発していることや三峰川上流域の南アルプスの地質が脆弱で崩れやすいことから、三峰川の防災対策にはダムの建設が必要です。
豪雨により三峰川が氾濫すれば、多量の土砂を含んだ濁流は一気に天竜川へと流れ込み、天竜川が氾濫して流域に被害が発生することになります。
国交省の河川整備計画によると戸草ダムについては、「今後の社会経済情勢の変化等に合わせ、新たな利水計画との調整等を行いつつ、建設実施時期を検討する。」とされています。
私は、期成同盟会と連携して早期に戸草ダムが建設できるよう努力していきます。