4月20(土)に、伊那市福祉まちづくりセンターで「伊那市手をつなぐ育成会」の総会が開催され、地元県会議員として出席しました(写真は全国連合会のHPから、機関誌「手をつなぐ」の表紙)
会の目的は、「知的障がいのある人たちの人権を尊重して、地域の中で安心して暮らせる社会を作ること」と、「親亡きあとに、わが子を安心して地域に託せる社会の実現」です。
会では障がい者に対する差別をなくして、障がい者が地域で必要な支援を利用して、自分らしく生きていける仕組みを作る活動を進めています。
会員数は49名で、今回で56回目の総会を迎えました。
会では、グループホームと重度知的障がい者のための特別養護老人ホームの設置を大きな目標として掲げています。設置には多大な財源が必要ですので、国・県や市などの支援を受けなければなりません。
総会終了後に、会員の皆さんと意見交換を行いました。
その中で保護者から出された意見の主なものは、次のとおりです。
・ 保護者の高齢化が進み、将来が心配。
・ グループホームの絶対数が少ないため、希望しても中々入所できない。
・ 上伊那には高齢者を対象とした知的介護施設は1カ所しかなく、将来が心配。
・ 今年の4~5月のように通所施設が10連休になって受け入れてくれなくなると、子ども預かってくれる施設を見つけるのに大変苦労する。
保護者の皆さんは日常的に苦労や不安があって心身が休まる時がないと言い、将来の不安も抱えています。
私は、県会議員として会の皆さんの意見をお聞きする中で、支援制度の充実や施設整備などに努力したいと思います。