5月12(土)に、伊那市福祉まちづくりセンターで「伊那市手をつなぐ育成会」の総会が開催され、地元県会議員として出席しました。
この会は、知的障がいのある子どもの幸せと地域福祉の充実を願って設立されましたが、会員数は55名で、今回で55回目の総会を迎えました。
会の目的は、知的障がいのある人たちの人権を尊重して、地域の中で安心して暮らせる社会を作ることです。
そのために、障がい者に対する差別をなくして、障がい者が地域で必要な支援を利用して、自分らしく生きていける仕組みを作る活動を進めています。
また、グループホームと重度知的障がい者のための特別養護老人ホームの設置を大きな目標として掲げています。
設置には多大な財源が必要ですので、国・県や市の支援を受けなければなりません。
運営費用を捻出するために、独自事業を実施していますが、財源の確保に大変苦労しておりますが、市からの補助金は年6万円余りと少ないため、助成の充実が求められています。
総会終了後に、会員の皆さんと意見交換を行いました。
その中で保護者から出された意見の主なものは、次のとおりです。
・ 保護者の高齢化が進み、病弱でもあり、将来が心配。
・ グループホームの絶対数が少ないため、希望しても中々入所できない。
・ 子ども本人が高齢になり、介護施設に入所するとした場合に、一般の高齢者施設ではうまく対応ができない。上伊那には高齢者を対象とした知的介護施設は1カ所しかなく、将来が心配。
私は、県会議員として会の皆さんなどから意見をお聞きする中で、支援制度の充実や施設整備などに努力したいと思います。