4月7日(月)に、伊那市の伊那公園で「伊那節まつり」が開催され、地元県会議員として参加しました。
このまつりは、昭和35年(1960年)に伊那公園内の東大社の鳥居の近くに、「伊那節発祥之地」の石碑が建てられてから、毎年桜の時期に合わせて開催されています。今回で66回目となりました。今年は満開の桜の下で開催されました(写真。桜の枝の下から南アルプスの残雪が見えます。)
伊那節は、古くは「おんたけやま」(御嶽山)と呼ばれた馬子唄ですが、元禄9年(1696年)に「権兵衛峠」が開通し、以来伊那と木曽の交流が盛んになり、権兵衛峠を行き来した馬子たちが口ずさみ、広く伊那の地域で歌われるようになりました。
まつりでは、伊那節振興協会の皆さんにより、三味線・太鼓・尺八に合わせて歌と踊りが披露されました。
私はまつり式典の中で、「伊那節は伊那地域の貴重な文化で、先人の皆さんの苦労の中で継承されてきた。同時に伊那市は大きく発展してきた。満開の桜の下で伊那節を楽しめるのは、幸せなこと。桜愛護会等の皆様が心を込めて世話をしていただいたお陰で、毎年美しい桜を見ることができる。末永く伊那節が歌い継がれ、踊り継がれることを願う。」と祝辞を述べました。