議会決算委員会の調査(1)

10月15日(火)・16日(水)の両日、議会決算特別委員会(12名)の本庁調査があり委員として参加しました。

委員会を2つの班に分けて調査を行い、私が所属した班は教育委員会と労働委員会を担当しました。

私が質問した事項や指摘した主な事項を2回に分けて報告します。

 

1 教育委員会(義務教育課)

(1)管理職への登用について

 Q 最近学校のいじめや教員に対するパワハラが全国的に問題になっており、管理職として不適任ではないかと疑われる事例があるが、本県では校長・教頭への昇任試験はどのように行っているのか?

 A これまでの学習指導の実績、教員としての実績、人間性などを重視している。その上で、小論文や面接を中心に試験を行っている。実績は、教育事務所の指導主事が校長へのヒアリングを踏まえて把握している。

 

(2)教員の採用について

 Q 教員として相応しくない事例が見受けられており、いかに優秀な教員を採用するかが課題である。県では採用試験をどのように行っているのか? また、本採用を希望している非常勤の教員が多いが、どの程度採用されているのか?

 A 今年度は義務教育学校については、1702名の受験者に対し402名を採用。1次合格は868名。原則2次合格者が採用予定者となる。1次試験は筆記・小論文・面接を行う。2次試験は面接と適性検査を行う。非常勤の講師や民間経験などの社会人枠で163名を採用。うち講師の経験者は147名。

 

(3)部活動指導員について

 Q 教員の働き方改革の一環として、部活動指導員を採用する市町村に補助しているが、大規模校のみが対象であり、中小規模校では採用できない。学校の実情を踏まえて、補助を拡大すべきではないか?

A 補助対象校を拡大する方針であるが、各学校では現実に適任者が見つからないという課題がある。今後は、市町村の意見を踏まえて対応していきたい。