西天竜発電所の大改修事業

伊那市小沢にある長野県営「西天竜発電所」は昭和36年に建設され、以来56年にわたり稼働してきましたが、老朽化が進んでいたため全面的な改修を行うことになり、平成28年度から設計業務を進めていました。

この度建設工事に着手することになり、2月9日(金)に現地で安全祈願祭と起工式が行われ、地元県会議員としてまた議会文教・企業委員会委員として出席しました(写真は起工式で式辞を述べる小林公営企業管理者)。

この発電所は、西天竜幹線水路(岡谷市地籍で天竜川から取水し、辰野町・箕輪町・南箕輪村を経て伊那市に至る延長25㎞の、「上伊那郡西天竜土地改良区」所有の農業用水路(昭和3年に完成))の流末から取水して発電しています。

この水路は老朽化しているため、常に改修工事を実施する必要がありますが、県は取水する見返りとして、応分の費用を負担しています。

私は、昨年11月議会定例会の企業委員会で、この発電所の大改修と水路の改修費用の負担について質問をしました。

今後の水路の改修費用について、県では多額の負担を継続して行うことになるが、確実に負担することができるのか質問しました。

県では、「固定価格買取制度」に基づき高額な単価で売電することにより毎年利益が出るため、改修費用を負担することは十分に可能である旨の答弁がありました。

長野県は水資源に恵まれていますから、自然エネルギーの活用を進めるためにも、今後も県として積極的に水力発電所の建設を進めるべきと考えます。