1月19日(木)に、飯田市で長野県主催のリニア中央新幹線についての勉強会が開催され、議会担当委員会の委員として参加しました。
当日は、建築家で東京大学教授の隈研吾さんを講師に、「地域の力」と題して講演がありました(写真)。
隈さんは、東京オリンピックの会場となる新国立競技場の設計者としても有名ですが、国内外で多くの施設を設計し、その作品は高く評価されています。
隈さんの作品の特長は、その地域にある木や石などの素材や景観や文化を生かしたものが多いことです。
隈さんによると、20世紀は都市中心でモータリゼーション、巨大なコンクリートの建物の時代であったが、21世紀はこれとは逆に、地方に目が向けられ、自然を高く評価し歩いて楽しむ時代になると見ています。
そのため、地域の資源、景観、文化などを生かした施設を建設し、地域の人々や国内外の人々が交流する場とすることによって、地域の力を発信することができ、これが地域の活性化につながると述べています。
私は、この話には全く同感です。10年後にはリニアの時代を迎えますが、リニア長野県駅の建設に当たっては、こうした思想を是非取り入れて欲しいと思います。