安曇野市太田市長が急逝

安曇野市の太田寛市長が11月28日に病気のため急逝されました。10月に市長に再選されたばかりですが、69歳と若くしての死であり、市民を中心に各方面で大きな衝撃を受けています。心からご冥福をお祈りします。

太田さんとは京都大学の同窓生であったことから、私は伊那市職員として若い頃から親しくさせていただき、また大変お世話になりました。

太田さんは大学卒業後県職員となり、田中知事誕生後には、知事と高校(松本深志)が同窓であったこともあり、若くして部長に抜擢されました。その後阿部知事(田中知事時代の副知事)が誕生してからは、副知事に抜擢され2期務められました。

太田さんは副知事時代から持病がありましたので、私は市長という激務にあたることに不安を覚えました。首長は責任が重く、24時間365日休みなしの大変な仕事です。

2017年9月には太田知事が上伊那に調査に来られましたので、国道153号伊駒アルプスロードの予定ルートについて現地調査をしていただきました。当時は事業着手前でしたが、私の地元が予定ルートに当たっており、このルートが地域を分断することから、ルートを変更してもらうよう要望しました(写真は私の事務所の前で太田副知事と)。

残念ながら、予定ルートは変更されることなく都市計画決定され、ルートが確定してしまいました。

 


県議会が開会

11月27日(木)に、県議会11月定例会が開会しました。

27日には議案が提出され、知事から提案説明がありました。

知事は、提案説明の中で「国の経済対策への対応、ツキノワグマ対策の推進、安全安心な出産環境の確保、県立高校の環境整備等に対応するための補正予算案を編成した」などと述べました。

議案は、総額65億円の一般会計補正予算案など44議案です。

なお提案説明の中で、海外との連携強化、長野県石油商業組合に対する排除措置命令、働きやすい職場環境づくりの推進、県と市町村の連携による行政体制最適化などについても触れました。

議案については、12月8日(月)から11日(木)に開催される各常任委員会で審議されます。私は環境・文教委員として補正予算等の議案の審議に参加し、質問や提案を行います。

会期は16日間で、12月12日(金)に閉会します。

なお、27日には全国都道府県議会議長会からの10年表彰状が県議会議長から伝達されました(写真)。これも、支援者の皆様や家族のお陰であり、今後仕事で恩返しをしたいと思います。


議員研修会を開催

11月4日(火)に、県庁で「地方自治政策課題研修会」が開催され出席しました。この研修会は県議会議員と県内市町村議会議員を対象に、毎年度開催しています。

今回は、三菱総合研究所主席研究員の松田智生氏を講師に迎え、「長野県版逆参勤交代で拓く地方創生の未来」と題して講演がありました(写真)。

松田氏は、真の地方創生を実現するには、地方が人材を取り合うのではなく、地方が都市に集中している人材と交流し、地方で活用することが有効と説明しています。

また都市の人が地方に移住してもらうことを狙うより、まず地方から都市に出ている人を地方に呼び戻すこと、つまりUターンを促進することが効果的と指摘しています。

私は講師との質疑の中で、「地方は移住者数やふるさと納税の金額を競い合っており、それを首長の手柄のようにしているが、これは全く形だけの無意味なものである。真の地方創生を目指すために、地方の人に定住してもらうことに力を入れ、ふるさと納税は制度の中身を全く変えなければならない。」と発言しました。