竜東線整備促進期成同盟会等の要望活動

10月29日(水)に、県庁で「主要地方道竜東線促進期成同盟会」、「国道153号・伊那バレー・リニア北バイパス促進期成同盟会」、「駒ケ根長谷線改修期成同盟会」による県への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

「竜東線促進期成同盟会」の要望では、伊那市長・駒ケ根市長・箕輪町長・辰野町長・飯島町長・中川村長から県建設部長に対して、伊那辰野停車場線と伊那生田飯田線の整備促進について要望しました。

伊那市では、車屋地籍の改良を要望しています。令和元年度に事業に着手していますが、本年度は用地取得を予定しており、工事は8年度に完成予定です。

私は駒ケ根長谷線について、次のような発言をしました(写真)。

「以前は駒ケ根市と合併前の長谷村(現在の伊那市長谷)が毎年度整備促進を要望してきており、この同盟会は長きにわたる歴史がある。順次整備されてきたが、この道路は国道152号が災害等により通行できなくなった場合には、バイパスの役割を果たす重要な路線であることから、早期に整備を進める必要がある。」


先端技術モデル事業は行政が行う業務か?

伊那市では重要な施策として、先端技術を活用したモデル事業に取り組んでいます。例えば、ドローンによる買い物支援や無人飛行機による物資輸送、モバイルクリニック(遠隔診療車両)による診療支援など様々です。国の支援金を利用して、全国のモデルになるよう取組を行っています。

この度、伊那市では無人飛行機による物資輸送のデモ飛行を実施しました。これは、山小屋への荷揚げ業務を想定しています。市は川崎重工業に委託して、令和3年度から物資輸送構築事業を開始しました。川崎重工では現在無人VTOL機(無人飛行機)を開発中ですが、伊那市の協力を得て、実用化を目指しています。最高荷重は200kg、最大標高は3100mとしています(画像は伊那市HPより)。

10月27日(月)に、伊那市西春近の伊那スキーリゾートを発着点にデモ飛行を行っていたところ、飛行していた無人飛行機が降下するトラブルがあり、墜落を避けるために荷物(100kg)を切り離しました。荷物は山林内に落下しました。事故については川崎重工が国土交通省に報告しました。

当日は、国県議員、市議会、内閣府、林野庁、経済産業省、国土交通省、総務省、環境省、長野県、岐阜県、兵庫県、伊那商工会議所、信大、東大等にも広く声をかけ、大勢に皆さんが見守る中でデモ飛行が実施されました。

私は、こうした民間の技術開発に関する実証試験を、行政(伊那市)が実施することを理解できません。民間の技術開発については、民間が行うことが原則であると考えます。伊那市はこれに関するコストと人材を投入しています。

また、川崎重工の無人飛行機の技術は、軍事に利用される可能性もあります。川崎重工は国内でも最大の軍需産業です。軍事に関する業務に行政が関与してよいのかという疑問も沸きます。

矢張り民間の事業は民間が行うべきと考えます。


県道・河川の要望活動

10月24日(金)に、県庁で伊那市による県建設部長への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

今回要望したのは、県道・河川のうち整備促進期成同盟会に関係する箇所の整備促進です。

この要望は毎年度実施されており、同盟会所属の各地区の代表者15名も参加しました。

当日はまず市長が概括要望を行い、各地区の代表者から整備箇所の説明と要望を行いました。

その後建設部長から県の基本的方針について説明があり、その後各課長から整備に関して詳細な説明がありました。当日は、伊那建設事務所長も参加しました。

私は席上次のような発言をしました。

「毎年大勢が参加して要望活動を実施していることから、地域の熱意をくみ取り、各箇所の予算付けに努めて欲しい。私は各地で県政報告会を開催しているが、地域住民は道路と河川の整備を強く望んでいる。河川内の堆積土砂や支障木の除去の要望も強いので、配慮願いたい。」

当日は、伊那市と南箕輪の境界を流下する大清水川の治水砂防促進同盟会による県要望も行われ、こちらにも参加しました。

私は地元県会議員として、同盟会の要望事項の実現のために引き続き活動をしていきます。