県議会委員会の現地調査(その1)

8月5日(月)・6日(火)の2日にわたり県議会農政・林務委員会の県内調査が実施され、委員として参加しました。

今回は、中信・北信地域の委員会に関係する現地機関や事業の調査を行いました。調査の主な内容を2回に分けて報告します。

 

5日は、大町合同庁舎、高瀬川沿岸水利施設(大町市)、森林環境保全整備事業(大町市)、ワイン工房2社(千曲市)です。

大町合同庁舎では、北アルプス広域連合、大北農協から陳情を受けました。

【北アルプス広域連合】

・ 農業振興に関しては、水田の水張りルールなどについて陳情がありました。

・ 林業・森林関係では、北アルプス森林組合における補助金等返還計画、森林づくり県民税、野性鳥獣害対策などについて陳情がありました。

・ このうち、北アルプス森林組合における補助金等返還計画については、過去の補助金不適正受給に関する補助金返還計画がありますが、組合の現状の財務状況では計画通りの返還が厳しいため、返還計画の見直しを県で検討して欲しいというものです。

・ 私はこの件について発言し、「この件については、県議会の6月の委員会では検討資料が出されていないため、9月議会に検討が持ち越されている。財務状況や返還計画の見直しに関する詳細な資料を組合から県に出してもらい、資料を精査の上で県議会としてもどう対応すべきか検討したい。」と述べました。

 


議会運営委員会の調査を実施(2)(群馬県議会)

群馬県議会では、ペーパレス化と生成AIの活用について調査しました。

県議会では、議案書、予算書・予算説明書、委員会資料などは完全にペーパレス化されており、紙ベースのものは議員には配布しません。議員はタブレットを自ら操作して、搭載されたデータを見ます。

生成AIは、令和6年からCopilot及びChatGPTの利用を認めています。現在職員の7%程度が利用しています。

6年度中に、生成AIによる業務の効率化について検証する予定です。

現在は、生成AIに興味を持つ職員が中心に利用している状況であり、検証を踏まえて今後の県庁としての方向性を出す予定です。

生成AIを活用すれば、議会の一般質問の答弁書の原案を作成するには、相当程度の業務の効率化を図ることができ、一般質問に対応する超過勤務の削減が可能になります。


議会運営委員会の調査を実施(1)(栃木県議会)

8月1日(木)、2日(金)の両日、議会運営委員会の調査が実施され、委員として参加しました。

今回はペーパレス化の推進について調査するため、栃木県議会と群馬県議会を訪問しました。

栃木県議会では、ペーパレス化と生成AIの活用について調査しました。

県議会では、議案書、予算書・予算説明書、委員会資料などは完全にペーパレス化されており、紙ベースのものは議員には配布しません。議員はタブレットを自ら操作して、搭載されたデータを見ます。

生成AIは、令和6年からCopilotを全庁的に活用しています。作業の効率化が格段に図られています。

しかし、生成AIを活用する職員と活用しない職員があり、事務処理能力の格差が広がることが課題です。今後は、多くの職員が活用できるように研修を進めていきます。