11月県議会定例会の日程等を決定

11月21日(月)に県庁で議会運営委員会が開催され、委員長として出席しました。

委員会では、定例会の会期や日程、知事提出議案の取り扱いなどについて協議し、決定しました。

会期は、11月30日(水)から12月16日(金)までの17日間です。

一般質問は6日(火)から9日(金)、各委員会は12日(月)から15日(木)に開催されます。

知事提出議案は、一般会計補正予算案、職員の給与に関する条例案(改正)、森林づくり県民税条例案(改正)など34議案です。

森林づくり県民税条例案は、今年度で課税期間が終了することに伴い、期間を延長するために改正するものです。


県マイスター協会が30周年式典

 

11月10日(木)に、伊那市の県伊那文化会館で長野県農村生活マイスター協会の創立30周年記念式典が開催され、地元県議として出席しました。

平成4年度にマイスター認定制度が開始され、認定された農村女性により協会が創設されました。協会では、農業経営の向上、働き方の改革、農業の6次産業化、食育農業、男女共同参画等を推進してきました。

今年度が30周年に当たることから、30年に及ぶ活動を振り返り、今後の新たな時代の実践活動に生かそうと、式典を開催したものです。

協会員は現在1140人で、当日は県下各地から400人が参加しました。

式典では、地元の上伊那農業高校生徒による研究活動の報告があり、長野県出身のシャンソン歌手である佐々木秀実氏による講演がありました。

佐々木氏は、「ちょっと、自分らしく生きなさいよ」と題して、自らの生い立ちや体験を踏まえながら、自分らしく生きていける秘訣などについて話されました。氏は見た目は女性ですが、体は男性と自己紹介がありました。

氏は、自分らしく生きるには、「笑顔を絶やさないこと、自分を褒めること、一人の時間を大切にすること、文化に触れること、必要な無駄をすること」が重要であると話されました。全くそのとおりです。

私は祝辞の中で、「農業は国の基、女性は社会の家庭の基であり大切にしなければならない。今長野県は人口減少、少子化の課題に直面している。その原因に、若い女性の県外への流出があり、これを止めるのは、「若い女性に選ばれる県」にしなければならない。このためには、悪しき慣習を見直し、固定的な男女の役割分担意識を変えなければならない。長野県には日本一の公民館活動があり、これを活かすことが大切である。」と述べました。

私は、これからも「女性が輝く地域づくり」、「女性が尊重される地域づくり」のために、活動していきます。


県議会委員会県外調査を実施(2)

4 公立大学法人宮城大学(宮城県黒川郡)

・ 学部は看護・事業構想・食産業の3学科制で、定員は1680人(長野県立大学は3学科定員240人)で、比較的規模が大きい公立大学です。

・ 学生の県内出身者は60~70%、卒業生の県内就職率は50%(看護学科は70%)です。卒業生の県外流出が見られます。

・ 私は、県内就職率が低い状況について質問したところ、学長は「県内就職率にはこだわっていない。学生には選択の自由があり、大学が誘導することはない。」と回答がありました。公立大学がこのような姿勢で良いのか、疑問に思います。

・ 宮城県議会と宮城大学は連携協定を締結しており、シンポジウムを開催しており、良い取り組みと考えます。

 

5 ワタミオーガニックランド(岩手県陸前高田市)(写真は、農場内のハウス。枠組みに地元産の木材を使用)

・ 東日本大震災で被災した区域の復興事業として、ワタミ㈱が取り組んでいます。

・ オーガニック(有機・循環社会)のテーマパークを目指しています。

・ 被災した土地に2mの盛土を行い、23haの敷地に農業テーマパークを整備します。

・ 敷地には、農地(畑)、牧草地、食の工房、農業ハウス、レストラン、研修施設、宿泊施設、音楽堂などを順次整備します。

・ 2021年に一部をオープンしましたが、施設の完成には20年を要します。

・ ソーラーシェアリングとして太陽光発電施設の下にブドウを植栽し、ブドウの栽培からワインの製造までの6次産業化を目指しています。

・ 将来は「修学旅行の聖地」(循環型農業、有機農業を学ぶ)を目指しています。

・ 壮大な計画ですが、是非成功させて欲しいと願います。