市役所幹部との懇談会を開催

8月18日(金)に、伊那市役所で市長等幹部と地元選出国会議員及び伊那市選出県会議員との懇談会があり出席しました。

この懇談会は、市の抱える課題などについて意見交換を行うもので、毎年開催しています。

今回は、リニア中央新幹線関連道路の国道153号「伊駒アルプスロード」・「伊那バイパス」などの幹線道路の整備、土地改良事業、戸草ダム建設、ツキノワグマ捕獲などについて懇談しました。

幹線道路の整備や土地改良事業については、計画的な事業推進のための国、県の予算の確保が必要です。

戸草ダムについては、治水ダムとしてだけではなく、水力発電も加えた構想を推進すべきとの意見が出されました。

ツキノワグマについては、通学路付近で頻繁に目撃されており、人身事故の発生が懸念されます。特に危険な地域については、捕獲許可権限を県ではなく市が持てるように、排除区域計画案を市が作成しました。早急に県の特定鳥獣管理検討委員会で市の計画を認めるよう要望されました。

今後も懇談会の内容を参考にして、市と連携を密にしながら地元県会議員としてしっかり活動していきます。


「伊駒アルプスロード」中心杭打ち式を実施

8月17日(木)に、伊那市内で国道153号「伊駒アルプスロード」の中心杭打ち式が実施され、地元県会議員として出席しました。

今年度から用地買収など事業が本格化するのを受けて、期成同盟会と国交省飯田国道工事事務所の共催で、中心杭打ち式(道路の基準となる杭を打つデモンストレーション)が実施されました。

国道153号の駒ケ根市から伊那市の区間では、朝夕の通勤時間帯に渋滞が発生し、物流や救急活動に支障をきたしています。

また、中央自動車道は積雪、土砂災害、事故等により、毎年のように通行止めが発生しています。

更に、リニア長野県駅の開業を受けて、リニア効果を広域的に波及するため、南北方向の交通アクセスの強化が課題です。

こうした課題を解決するため、153号の伊南バイパス(開通済)と伊那バイパス(県事業で実施中)を結ぶバイパス(駒ケ根市北の原~伊那市美篶青島)を整備します。2020年には国の権限代行により事業着手されました。

総延長は11.6㎞、4車線で整備し、総事業費は620億円を予定しています。

事業は5工区に分けて実施されますが、第3工区(西春近下牧~東春近下殿島)を先行区間として実施し、天竜川に橋を架けます。下殿島では、県道車屋大久保線と交差します。

今年度は、2億8千万円の予算で用地や物件調査を行い、用地の一部買収を行います。

今後は、事業の早期進捗を図らなければなりませんが、地元県会議員として予算の確保などのために活動していきます。


二十歳のつどいを開催

8月15日(火)に東春近公民館で「二十歳のつどい」が開催され、来賓として出席しました。

今年の対象者は50名でした。新成人を代表して、岡添龍樹さんが挨拶をしました。

私は、次のような祝辞を述べました。

「二十歳とは、責任のある年齢になったことだと考える。日本の将来は、新成人の世代が決めていくことになる。将来に最も影響があるのは、選挙つまり投票。選挙なんて関係ないと思っているかも知れないが、投票によって国の方向が決まる。

今日は、終戦記念日。私の父は21歳の時に徴兵され、戦地で生死の境をさまよった。そうしたことから、戦争については大変関心がある。

現行憲法では徴兵制を取ることはできないが、憲法を改正すれば徴兵制を取ることも可能。今国会では、憲法改正が議論されている。知らない間に憲法が改正され、徴兵制を取ることもあり得る。新成人の皆さんや子どもが、戦地に派遣されることも無いとは言えない。

憲法の改正は、実は皆さんの投票行動が大きく影響する。皆さんには国政にも関心を持ち、選挙権を行使し、平和な社会を築いて欲しい。平和な社会であれば、何でもできる。無限の可能性がある。平和であれば、皆さんには洋々たる未来がある。皆さんの人生に幸多からんことを願う。」