伊那ライオンズクラブが60周年

伊那ライオンズクラブ(以下伊那LC)は、昭和38年に結成されてから今年で60周年を迎え、4月16日(土)に市内で記念式典が開催されました。私は、地元県会議員として出席しました。

伊那LCは、これまで献血や献眼への協力、学校や社会福祉施設などへの寄付、交通遺児への奨学金寄贈、被災地へ支援や義援金の贈呈などの社会奉仕活動を行ってきました。

60周年記念事業として、児童養護施設「たかずやの里」(伊那市東春近)、市社会福祉協議会、骨髄バンク長野などへの活動費の贈呈や、ガールスカウトへの備品の寄贈、LC国際財団への寄付を行いました。

私はこれまで献血を定期的に行ってきましたが、LCの皆さんは献血会場で広報活動などを行っており、会場でLCの皆さんと会話を交わすのが楽しみでした。

祝賀会ではアトラクションとして、歌唱と太鼓が披露されました。

歌唱は、藤原歌劇団所属のソプラノ歌手今牧香乃さんの美しい歌声が披露されました(写真)。今牧さんは、私の住む東春近原新田の出身です。

太鼓は、「たかずやの里」の子どもたちによる元気一杯の演奏が披露されました。


地域医療構想調整会議を開催

3月23日(金)に長野県地域医療構想調整会議が長野市で開催され、委員としてオンラインで参加しました。

地域医療構想とは、地域に必要とされる医療サービスの維持・充実を図りつつ、将来の医療需要に応じた医療供給体制の構築に向け、関係者が自主的な取組を進めるための構想です。各都道府県で策定しています。

地域医療構想調整会議は、構想に係る状況や課題・対策などについて協議し、必要な調整を行う会議です。

会議のメンバーは、各医療圏における調整会議の座長、アドバイザー、医療審議会委員で構成されています。私は、医療審議会委員の立場で参加しました。

各圏域の課題としては、各医療機関の役割・機能の最適化や連携強化、医療従事者の不足、働き方改革を踏まえた救急体制の確保、開業医の維持などです。

このうち開業医については、開業医が高齢化して廃業などが進めば、地域の医療や地域包括ケアシステムの維持に支障が出てしまいます。

委員からは、国は病床数を削減しようとしているが、県の調整会議としては削減ありきの議論をすべきではないとの意見が出されました。

また、県会議員は医療のことを理解していないとの厳しい意見が出されました。私達県会議員は、指摘のとおり地域医療について理解を深めなければならないと考えます。

 

当日は、地域医療の課題等について意見交換を行いました。

 


2月県議会委員会で質問や提案

3月2日(木)に県民文化委員会が開催され、委員として出席して質問や提案を行いました。

主な内容は、次のとおりです。

 

〇 高等教育について

Q1 県の次期5か年計画書にある達成目標のうち、「県内大学卒業生の県内就職率」は58%(2027年度)である。人口減少ストップと若者定着を図ることが求められている中で、2018年度の実績57.2%に対して目標が低すぎると考えるが?

A1 指摘のとおりであるが、県内就職率を増加させることは中々困難である。

Q2 統計上では「県内大学収容力」(高校生が県内大学に入学する割合)は年々増加しているが、大学卒業生の県内就職率は低下している。こうした状況を見ると、県として大学収容力を増やして来た成果が出ていないと考えるが?

A2 指摘のとおりであり、県内就職率を増加させなければならない。

Q3 今議会の私の一般質問で、長野県立大学の中期計画には卒業生の「県内就職率」の目標がないが、若者の定住対策を進めるためにも、目標を掲げることを提案した。この大学には県費を毎年11億円も支出している。県立大学の性格からしても目標を設定することを再度提案するが?

A3 来年度は、この大学の次期中期計画を策定するので、その中で大学と協議する。