県議会委員会の現地調査(その1)

7月24日(月)・25日(火)の2日にわたり県議会産業・観光・企業委員会の県内調査が実施され、委員長として参加しました。

今回は、中南信地域の委員会に関係する現地機関や事業の調査を行いました。調査の主な内容を報告します。

24日は、南信工科短大(南箕輪村)、伊那食品工業㈱(伊那市)、伊那合同庁舎(伊那市)、岡谷酸素㈱(岡谷市)です。

25日は、諏訪合同庁舎(諏訪市)、サンサンワイナリー(塩尻市)、若年者就業サポートセンター(松本市)です。

調査した機関等のうち主な内容について、2回に分けて報告します。

 

  •  南信工科短大

素晴らしい教育内容であり、就職率も100%ですが、知名度が低いため、学生数が定員割れしています。今後いかに知名度を上げていくかが課題です。

② 伊那食品工業㈱(monterina)

本社敷地に隣接して建設された観光施設で、毎日多くの来客で賑わっています。全国各地から集めた土産品などを販売しており、リニアや三遠南信道路の開通を見据えて開業しました。

③ 岡谷酸素㈱(写真)

LPガス(県下トップクラス)や産業用ガス(県内トップ)などを販売しています。LPガスは災害に強いことから、BCP対策に力を入れています。

 

 

 


リニア建設促進協議会の総会

7月21日(金)に、飯田市でリニア中央新幹線建設促進県協議会(会長は知事)が開催され、県議会リニア中央新幹線建設促進議員連盟の幹事長として出席しました。

協議会は、県、県内市町村、経済団体などで組織されており、毎年JR東海や国等への要望、沿線10都府県の同盟会との連携、関係機関との連絡調整や情報収集、広報・啓発活動などを行っています。

総会では、決議が採択されました。内容は、「早期整備・開業時期の明確化(2027年開業は困難な状況)、工事の安全確保、工事に対する地域の信頼・住民理解の確保、環境への影響の回避又は提言への配慮、建設工事に伴う発生土置き場の早期決定と安全確保、地域振興への積極的な取組、アクセス・乗換への利便性・快適確保への速やかな連携・協力、消費電力の提言等脱炭素社会への取組推進」の8項目です。

特に静岡工区については、水資源の問題で工事着手ができない現状を受けて、環境への影響の回避と早期開業を両立させる観点をもって、早期の工事着手を求めています。

私は、長野県駅から上伊那ほか他地域への2次交通に関する検討が進んでいないため、県など関係機関が積極的に検討を進めるべきと考えます。


伊那北高校関東同窓会の総会

7月8日(土)に東京都のアルカディア市ヶ谷で、伊那北高校関東同窓会の総会が開催され、本部同窓会長として出席しました。

総会は毎年開催されています。昨年まではコロナの影響で出席者を絞っていましたが、今年はコロナ前のスタイルに戻して開催されました。

総会の後には講演会が開催され、駒ケ根市出身の「春風亭愛嬌師匠」(高校42回卒業)による講演と高座が披露されました。

その後懇親会が開催されました。懇親会では、長野県の地酒が振舞われました。

一つは、養命酒製造㈱のジン「香の森」です。香木であるクロモジの枝や葉を調合しており、独特の風味を楽しめます。ロックや炭酸割でおいしくいただけます。2020年のガラスびんアワード最優秀賞を受賞しており、駒ケ根工場で製造されています。

もう一つは、木祖村の湯川酒造店の日本酒「16代九郎右衛門」です。7月上旬に開催されたワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」では、同社の「16代九郎右衛門純米吟醸美山錦」が日本酒部門でトップの「チャンピオン・サケ」に選ばれました。

懇親会では、同社の杜氏である湯川慎一氏(高校38回卒業)が、品評会の様子や受賞酒について説明してくださいました(写真)。