行政連絡会議を開催

6月6日(火)に伊那合同庁舎で上伊那地域行政連絡会議が開催され、地元県会議員として出席しました。

この会議は、上伊那地区にある県の15の現地機関の長と上伊那の県会議員が一堂に会し、各機関の重点事業などについて意見交換を行うもので、毎年度実施しています。

席上私は、以下3項目について質問や意見を述べました。

① リニアの開通に向けた対応について

【酒井】 リニアが開通した場合、リニア駅から県下各地に移動する場合の2次交通体系を確立する必要があり、このことについては県の責任において検討を進めることになっているが、現時点においては何も見えていない。検討状況はどうなっているのか?

【地域振興局】 具体的に報告する状況にないが、4月に設置した県交通政策局が主導して関係機関で検討することになっている。

② 森林づくり県民税について

【酒井】 県民税を財源にして地域の森林整備や松枯れ対策などを行う場合、予算が不十分なため、地域の要望に応えられていない。地域の実情に応じて予算計上したり、採択事業を広く対象にすべきではないか?

【地域振興局】 地域要望に応えきれていないため、地域要望を踏まえて予算要求したい。

③ 長野県看護大学の卒業先について

【酒井】 県内からの入学生の割合が72%であるのに対して、卒業生の県内就職率は56%と低い。県立大学という特殊性や県内への若者定住化を図るためにも、県内就職率を高めるために努力すべきではないか?

【看護大学】 県内高校からの優先入学枠を設置したり、卒業時に県内に就職することを条件とした入学特別枠を設けている。しかし、全体として県内就職率は低いので、どうすべきか検討したい。


台風2号による被災地調査

6月2日(金)に台風2号と梅雨前線の影響により線状降雨帯が発生し、伊那谷では大きな被害が発生しました。

伊那市では24時間雨量は観測史上最大となり、東部地区を中心に各地で大きな被害を受けました。

国道や県道・市道の一部は、土砂の流入などにより通行止めになりました。また山地から流出した土砂が、下流域の河川や水路からあふれ出し、住宅敷地や農地などに流入しました。

流入土砂の排出が必要な農地では、今年の農作物の生産の見込みが立ちません。

被害を最小限に食い止めるために、各地域では総出で夜を徹して作業が行なわれました。

また地域の要請等に応じて、地元の建設業者が応急対策に従事しました。

私は、8日(木)には地元市会議員に案内していただき、被災か所を調査しました(写真は北福地根木谷地区)。

今後は県や市の対応により、災害復旧事業や災害防止対策が行われることになりますが、県議として予算確保などのために活動していきます。


県政だよりを発行

県政だより(令和5年初夏号)を6月11日(日)に発行しました。市内全戸に新聞折込をしました。

この初夏号は、これまでの議会一般質問等における提案が本年度当初予算に反映された事業や施策と、2月議会定例会での一般質問と委員会審査の内容をお知らせするものです。

本会議の一般質問や常任委員会における提案や意見は、施策や事業の改善、あるいは新たな事業の創設や制度の制定につながります。

一般質問と委員会審査は、議員の仕事の中では最も重要なものです。今後も地域の皆さんの意見や要望をお聞きした上で、しっかり取り組んでいきます。

県政だより:2023年初夏号:表

県政だより:2023年初夏号:裏