東春近小創立150周年式典が開催

11月11日(土)に、伊那市立東春近小学校の創立150周年式典が開催され、地元県会議員として出席しました。

式典の前には、音楽会が開催されました(写真は1年生による音楽物語「たぬきの糸車」の演奏)。

どのクラスも立派な演奏や合唱を披露してくれました。感動しました。

式典のフィナーレでは、同校卒業生の歌手の湯澤かよこさんが児童と共に作った歌「ハロー!未来の君へ」を、湯澤さんと児童全員が歌いました。

私は、昭和34年に同校に入学しました。卒業までの6年間は片道3㎞を歩いて通い、お陰で丈夫な体になりました。

来賓あいさつの中で、私は次のように述べました。

「今思い起こすと、小学校時代は楽しい思い出ばかりです。同級生や先輩・後輩と交流し、先生方から色々教えていただきました。担任は4人の先生に教わりましたが、1人の先生が年度途中で病気になり、長期の休みを取ることになりました。そこで、当時は東組と西組の児童60名が一つの教室の入り、勉強しました。教室がぎゅうぎゅう詰めになりましたが、狭いだけで何の問題もありませんでした。それどころか楽しく学習ができ、西組と東組の児童がとても仲良しになり、絆が強まりました。東春近は景観や環境が良く、ここに住む人々は心の温かい人ばかりです。この住みよい東春近にある小学校で学ぶ児童は幸せです。これから大いに学び大いに遊び、思い出をたくさん作ってください。」


議会決算委員会で調査(その1)

県議会決算特別委員会は11月9日(木)・10日(金)の両日、県庁で本庁の部局を対象とした調査を行い、委員として参加しました。

調査における私の意見について、主な内容を2回に分けて報告します。

9日は、環境部と人事委員会事務局です。

 

① ゼロカーボン推進室

【酒井】大規模太陽光発電施設の設置に関しては、県下各地で開発事業者と地元及び市町村との間でトラブルが多発している。県として、開発不適当地域における調整や指導に積極的に取り組むべきである。伊那市においては、林地開発に関して地域振興局の対応が悪かったために、業者が勝手に開発可能と理解して、開発を進めている例がある(地元の同意は得ていない)

【室長】県ではそうしたトラブルを防ぐために、9月議会で条例を提出し、議決された。この条例は地元との調和を図ることを主眼としている。

【酒井】条例を厳格に運用し、地域や市町村に寄り添った調整や指導を行うよう要請する。

② 資源循環推進課

【酒井】収入未済金のうち、平成12年度の「不法投棄産業廃棄物・撤去代執行費用弁済金」の収入未済額が2億5千万円余りと多額である。早期の回収は困難と思われるが、いつまで徴収を続けるのか?

【課長】裁判になっている事案であるが、代執行を行うに当たり国から費用の7割の補助を受けているため、不納欠損処分することは困難である

【酒井】いつまでも回収できない状況を続けることは不適当であり、今後善後策を検討するよう要請する。

③ 資源循環推進課

【酒井】産業廃棄物処理業者による不適切な廃棄物処理(埋立等)に関する事案が、過去において伊那市内で発生したが、「県の業者に対する対応は腰が引けている」と、同業者に不満がある。不適正な事案は毅然として対応すべきではないのか?

【課長】県内には未解決な事案が多数あり、厳重に対応すべきと考える。同業者の不満も承知している。ここ数年はコロナ禍で業者と接触できていない状況にある。

【酒井】解決困難事案であっても、不正を許してはいけない。厳しく対応するよう要請する。


三峰川総合開発事業期成同盟会の要望活動

11月7日(火)に、県庁で「三峰川総合開発事業期成同盟会」、「主要地方道竜東線促進期成同盟会」、「国道153号・伊那バレー・リニア北バイパス促進期成同盟会」による県への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

「三峰川総合開発事業期成同盟会」の要望では、伊那市長・飯田市長・駒ケ根市長・箕輪町長から県建設部長に対して、戸草ダム建設の再開、戸草ダム建設に当たっては県として水力発電を検討することなどが、要望されました。

私は次のような発言をし、事業への県の積極的な取組を要望しました。

「戸草ダムの建設予定地の旧長谷村の地権者は、三峰川・天竜川・諏訪湖の治水のために、先祖代々の貴重な財産を手放し、他地区に移転を余儀なくされた。地権者は早期のダム建設を希望しているが、地権者の気持ちを察すると、建設が遅れていることを申し訳なく思う。早期に着工できるよう、県として尽力してほしい。」

「竜東線」の伊那市の重点整備要望箇所は、「伊那生田飯田線」の東春近車屋・六軒屋地籍で、拡幅改良工事に過日着工しました。