伊那養護学校で校舎増築

長野県が伊那養護学校(児童生徒数228人、伊那市西箕輪)で工事を進めていた教室棟の増築工事が完成し、4月9日(火)に同校で完成報告会が開催されました。

長野県下の養護学校では児童生徒数が増加傾向にあるため、教室不足が課題になっています。

このため、県では「特別支援学校整備基本方針」を令和3年3月に策定し、計画的に教室不足の解消や施設の改善等を行っています。

伊那養護学校では今回1棟を増築し、3教室を増設しました。鉄骨平屋建で建築面積は214㎡、事業費は1億7千万円です。

3つの教室は、高等部2学年の2クラスと駒ケ根市東中学校の分教室が利用します。

現在県では県有施設のZEB化(エネルギー収支ゼロを目指し、断熱化、LED照明、2重サッシ、省エネ空調、太陽光発電の設置等を行う)を進めていますが、県立学校としては始めてこの方式を採用しました。

私はこれまで県議会の一般質問、常任委員会や決算特別委員会で、特別支援学校における教室不足の解消や老朽施設の解消、トイレの洋式化などを提案して来ましたが、今回の事業を大変嬉しく思います。

今後も課題解決のために、議会で積極的に発言をしていきます。


南信工科短大で入学式

4月8日(月)に、長野県南信工科短期大学校(上伊那郡南箕輪村)の入学式が行われ、地元県会議員として出席しました(写真は式出席の県議)。

この短大は、これからの県の産業を支えていく「ものづくりのスペシャリスト」を育成するために、平成28年4月に開校しました。

今年は、専門課程32名と短期課程7名の合計39名が入学しました。

専門課程は「機械システム学科」と「電気システム学科」の2科があり、修業期間は2年です。専門課程の出身高校は南信が81%と多く、上伊那出身は44%です。

短期課程は社会人向けの「機械科」があり、修業期間は6か月です。

新入生を代表して「電気システム学科」の野口光歩(みほ)さんが、誓いのことばを述べました。

専門課程では、4年制大学で学ぶ内容を2年間で学ぶため、密度の濃いカリキュラムが組まれています。また、大学では履修できない先端機器を活用した実習に力点が置かれています。

この短大の特長は、地元の企業が短大振興会を結成し、企業の専門家が短大で学生を指導したり、学生が企業に出向いて実習を受けられるなど、地域をあげての応援体制ができていることです。

就職率は100%で、ほとんどの卒業生が県内に就職しています。

私は、若者の定着のためには学生が県内に就職することが重要であると考えており、工科短大が果たす地域貢献への役割は大きいと思います。


伊那北高校で入学式

 

 

4月5日(金)に伊那北高校の入学式があり、同窓会長として出席しました。

本年度の新入生は、234名(普通科194名・理数科40名)です。

式の前に、新入生が保護者や職員が見守る中を、吹奏楽部の演奏をバックに式場に入場しました。

式の中で、私は同窓会長として次のような祝辞を述べました。

「新入生は、期待と不安の入り混じる気持ちで式に臨んでいると思う。そこで私は自分の高校時代の思い出を3つ話す。1つに、同級生。入学時には皆元気で勉強ができそうに見えて、皆に付いていけるか不安であった。しかし、しばらくすると皆が自分と変わりないことが分かり、不安が解消した。2つ目に生徒会活動。自分は応援委員会に入った。最初は、大変そうであり嫌であった。しかし、3年間つとめる中でいい経験をしたと思った。この経験はその後の人生でプラスになった。3つ目に勉強。3年生の夏から受験勉強に没頭した。しかし、受験勉強は大学や社会に出てからは役に立たなかった。勉強はこつこつと積み重ねることで自分のものになり、教養が身につくことが分かった。この3つのことが少しでも新入生の参考になれば幸いである。」

式の最後に、吹奏楽部の演奏に合わせ、合唱部の皆さんと一緒に校歌を歌いました。

新入生が3年間を楽しく過ごすことを期待します。