池上秀畝展覧会関連イベントが開催

5月4日(土)に長野県伊那文化会館で、日本画家の池上秀畝生誕150年展関連イベントが開催され参加しました。

池上秀畝(いけがみしゅうほ)は伊那市高遠町出身の日本を代表する日本画家で、今年が生誕150年に当たります。

秀畝は明治7年生まれで、明治末から昭和前期(昭和19年没)にかけて活躍しました。同時期に飯田市出身の菱田春草が活躍しましたが、二人は同い年です。

秀畝は、文展に積極的に出品し、大正5年から3年連続で特選を受賞するなど、画壇では確固たる地位を築きました。

生誕150年を記念して、長野県立美術館、長野県伊那文化会館、信州高遠美術館、伊那市歴史博物館、東京都練馬区立美術館の5館で特別展を開催しています。

長野県伊那文化会館では、地元の方が所蔵する作品を中心に素晴らしい作品を展示されました。

4日には、展覧会関連イベントとして5館の学芸員から秀畝にまつわる興味深い話を聞くことができました(写真は当日参加された宮下代議士と学芸員の皆さん)。

今回の展覧会の開催に当たり、伊那市在住の秀畝研究家の伊藤君人さん(御園)に作品の収集や関連情報の提供などで、大変お世話になったと学芸員から聞きました。


伊那新校に関する県知事への要望活動

5月9日(木)に、上伊那広域連合、上伊那市町村教育委員会連合会、伊那・駒ケ根商工会議所による高校再編に伴う伊那新校に関する県知事及び県教育長への要望活動があり、地元県会議員として同席しました。

この要望活動は、3月に県教委から示された新校の校舎完成時期が開校時期より2年遅れることについて、地元としては同意できないことから、スケジュールを見直すよう求めるものです。

また、未だに新校の目指す学校像が示されていないため、早急に検討するとともに、地域や関係者に説明することを求めました。

私は、席上次のような意見を述べました。

「令和4年に新校に関する議会同意を得たが、当時は議会も地域も新校の校舎完成時期が開校時期より2年遅れるとは、誰も想定していない。時期がずれることは地元では同意が得られないことから、スケジュールを見直すべきである。また、新校の目指す学校像が示されなければ、今後の入学者や保護者にとって、進路の選択を検討する材料が何もない。ハード整備より先に学校像を示すべきである。私は「県下で最高レベルの進学校」を目指す高校にして欲しいし、それが高校の魅力の一つになる。」

知事と教育長は、席上教育委員会のこれまでの進め方を詫びるとともに、地元の合意なしには手続きを進めないこと、スケジュールは見直すこと、要望に沿えるよう検討することを約束しました。


身障者福祉協会が総会

4月28日(日)に、「伊那市身体障害者福祉協会」の総会が市福祉まちづくりセンターで開催され、地元県会議員として出席しました。

協会には現在440人の会員が所属していますが、会員数の減少、高齢化と役員の引き受け手がないことが大きな課題となっています。

協会の収入は、会員からの会費、県・市からの助成金や共同募金からの助成金が主なものであり、厳しい台所事情があります。このまま会員数が減少していくと、協会の運営に影響が出てしまいます。

事業の主なものは、障害者スポーツ大会への参加、福祉関係大会やイベントへの参加、会報の発行など、どれも重要なものばかりです。

私は次のような祝辞を述べました。

「毎年伊那養護学校の入学式や卒業式に招待されており、校長先生や関係の皆さんと意見交換をしたり、子どもたちの様子を見ることができる。子どもたちは精一杯頑張っている。学校の施設は老朽化し、教室も不足しているため、これまで議会で施設の整備に関して発言してきた。今年の3月に高等部の教室棟が増築され、これで教室不足は解消されたことは、喜ばしいことである。しかし、トイレなど改修すべき箇所はたくさんあるため、今後も改善に向けてしっかり議員活動を行いたい。」

養護学校の児童生徒など配慮が必要な子どもたちに関しては、行政としても他の施策に優先して取り組まなければならないと考えます。