三峰川総合開発期成同盟会等の総会

5月24日(金)に飯田市で「三峰川総合開発事業促進期成同盟会」等の総会が開催され、相談役として出席しました。

同盟会は上下伊那の全市町村で構成され、戸草ダム建設と治水施設整備に関する活動、調査研究等を行っています。

当日の総会では、事業計画や予算などが協議されました。

事業計画は、国県に対する事業の促進要望が主なものです。また、本年4月に公表された「天竜川水系河川整備計画変更原案」では戸草ダムの建設について記述されなかったため、早期に洪水調節機能の調査検討が行われ、新規ダムとしての戸草ダムの必要性が示されるよう要望していきます。

私は、「三峰川の治水は天竜川の下伊那地域や諏訪湖の治水に大きく影響しており、更に三峰川の治水を進めなければならない。同盟会にとっては戸草ダムの建設が最も重要であり、河川整備計画に戸草ダムについて記述されるよう、関係機関が連携しなければならない。」とあいさつしました。

三峰川同盟会に合わせて、「国道153号改良期成同盟会」、「天竜川上流治水促進期成同盟会」の総会も開催されました。


商工会の総会

5月15日(水)に市内で商工会の総会が開催され、地元県会議員として出席しました。

会員数は300名余りですが、旧3商工会が合併した平成19年の500名余りに比べると激減しています。これは、事業をやめた会員が多いことによると思います。

このため、今回の総会で理事の数を24名(平成19年は30名)から17名に減らしました。

商工会を取り巻く環境は、非常に厳しいものがあります。物価の高騰によるコストの増加、人手不足、事業継承への対応、DX化への対応など課題は山積しています。

私は祝辞の中で次のことを述べました。

「地方の商工会の皆さんの経営環境は大変である。都市部の大企業では増収増益、賃金の増加など景気がいい話ばかりである。地方と都市の格差が拡大しており、国が責任をもって地方経済の活性化策を推進しなければならない。商工会は県からの補助金(2,400万円余り)に頼っているが、会員数を基礎に補助金額を算出する現在のやり方では、補助金が減るばかりである。事業内容に応じた補助金額にすべきであり、今後議会活動の中でしっかり県に求めていきたい。」


駒ケ根青年海外協力隊を視察

5月20日(月)に長野県議会国際協力促進議員連盟の現地視察が実施され、参加しました。

当日は、まず国際協力機構駒ケ根青年協力隊訓練所(JICA駒ケ根。駒ケ根市)を視察しました(写真)。

JICA駒ケ根は1979年に開設されましたが、今日までに2.2万人の隊員を送り出しています。70日間の訓練が行われており、年3回隊員を受け入れています。

現在は165名の隊員が在籍しており、施設名称は「青年協力隊」ですが、60歳代が24名、70歳代が2名と近年は高年齢の隊員が増えているようです。派遣先は中南米が多く、東南アジアはゼロです。

当日は、駒ケ根市内にある青年海外協力協会(JOCA)本部も視察しました。JOCAは協力隊経験者が設立した組織で、協力隊の経験を生かして地域の活性化につながる活動を行っています。

駒ケ根本部では、健康増進施設(GOTCHA WELLNESS)、コーヒーショップ、食堂、保育所(J’sほいくえん)を運営しています。これらの事業は始めたばかりですが、全国のモデルとなる地域づくりを実践しています。