市道東部線の竣工式

12月16日(木)に市道東部線の竣工式が開催され、地元県会議員として出席しました。

この道路は、1級河川新山川の左岸を県道西伊那線に並行して富県北新地区を南北に走る道で、西伊那線を補完する機能を有しています。また、新山小学校の通学路にもなっています。

道路の総延長は3㎞で、30年ほど前に新山川の渡河部(奈良尾橋)及びその周辺区域を除いて拡幅改良が行われました。

その後財源の問題などがあって、未整備部分の改良を行うことができずに時が過ぎました。奈良尾橋は老朽化して幅員も3.6mと狭く、橋周辺は道路が急勾配なため降雪時には車両の通行が困難になるなど、早期の改良が地元の悲願でした。

その後、上伊那広域連合のごみ処理施設(クリーンセンター。平成31年完成)を北新地籍に隣接する富県桜井地籍に建設する計画が浮上しました。

私は当時上伊那広域連合の助役として建設の同意を得るために、関係地区と折衝する任務を任されました。

北新地区からはこの道路の未整備部分を整備することが同意の一条件として示されましたが、私はこの条件は受入れざるを得ないと判断し、広域連合正副連合長会として条件の受入れを決定しました。

事業は平成28年に着工し、総事業費は3億4千万円です。整備区間は300m(うち橋梁部分は16.5m)で幅員は6.5mと大幅に拡幅され、勾配も緩くなり、大型車両の通行もスムーズになりました。道路にはグリーベルトも設けられたため、小学生も安心して通学できます。

私は、この道路の竣工式を迎えたことを大変嬉しく思います。


11月議会が閉会

12月10日(金)に11月議会(最終日)が開催され、議会に提案された議案や請願・陳情のなどの採決が行なわれ、閉会しました。

知事提出の35議案は、すべて原案のとおり可決されました。

主な議案は一般会計補正予算案で、コロナ対策や8月・9月の豪雨災害対策など113億円の補正額です。

また、私が委員長を務める総務企画警察委員会が審査した議案は「迷惑防止条例案」など7件、陳情は16件ですが、議案は全て原案どおり可決すべきと決定し、陳情は14件を採択すべきと決定した旨の委員長報告を行い、本会議では全てが委員長報告のとおり可決されました(写真は委員長報告)。

11月議会が終わるとすぐに、今年1年の議会活動をまとめた「県政だより新春号」(来年1月発行)、9月議会と11月議会の一般質問の内容をまとめた「県政だより春号」(2月発行)の発行に向けた作業を行います。

また、来年の2月議会に向けた準備を始めます。一般質問を行うための情報や関係書籍を入手して、それらを勉強するところから始まります。


県議会で意見書を可決

12月3日(金)に開催された県議会で、議員提案による5件の意見書案(議案)が提出され、可決しました。

可決した意見書案は次のとおりです。

① 豪雪地帯対策特別措置法の改正等を求める意見書案

② 原油価格高騰対策を求める意見書案

③ 国道強靭化に向けた森林整備の推進を求める意見書案

④ 農家を支えるための米価下落対策の強化を求める意見書案

⑤ 選択的夫婦別姓制度について慎重に議論し、旧姓の通称使用の法制化を求める意見書案

④については、米価の下落により農家経営に甚大な影響が出ており、恒久的な対策が求められます。特に米作を中心とする大規模経営体には影響が大きく、悲鳴が聞こえてきます。

⑤については、議会内で様々な意見があるため、賛成多数による可決となりました。

意見書は、両院議長、内閣総理大臣、関係大臣に送付されますが、議会の役割としては大変重要なものです。