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県議会委員会の現地調査(その1)

7月22日(月)・23日(火)の2日にわたり県議会農政・林務委員会の県内調査が実施され、委員として参加しました。

今回は、中南信地域の委員会に関係する現地機関や事業の調査を行いました。調査の主な内容を2回に分けて報告します。

22日は、松本合同庁舎、JA松本ハイランドすいか共選所(松本市)、レッドハウスファニチャー(朝日村)、土地改良事業洗馬妙義地区(塩尻市)、㈱かまくらや(松本市)です。

① 松本合同庁舎

調査の前に、松本ハイランド農協・あずみ農協、松本広域森林組合から陳情を受けました。

② JA松本ハイランドすいか共選所(写真)

すいかの出荷の最盛期であり、入荷から選別、箱詰までの作業をフル稼働で行っていました。

選果機は、令和3年度に国庫補助を受けて導入しました。最大1日4万玉の選果ができます。当日は3.5万玉を受け入れる計画で、140人の作業員が従事していました。

主に首都圏、中京圏、阪神圏の順に出荷しています。今年の出荷金額は26億円を見込んでいます。

③ レッドハウスファニチャー

会社のある朝日村は、村をあげて木を使った家具等の制作に熱心であり、この会社は村にあるカラマツを利用した買い物用バスケットや椅子などを制作しています。

④ ㈱かまくらや

本業は自動車販売業ですが、25年前から休耕田を活用してそばの栽培とそば粉の販売を行っています。

また、農福連携に積極的に取り組んでおり、現在12名を雇用しています。

今年は、日本農業賞大賞を受賞しています。


県道整備期成同盟会の総会

7月19日(金)に、伊那市・県道整備促進期成同盟会の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内にある20の県道(総延長111㎞)のうち重点的に整備が必要な5路線(西伊那線・芝平高遠線・沢渡高遠線・車屋大久保線・与地辰野線)の整備を促進するため、市長・議長・関係市議会議員・関係区長・地区道路整備促進組織の長で構成されています。

このうち車屋大久保線は、伊那市東春近車屋地籍と駒ケ根市東伊那大久保地籍を結び、今後整備を進める国道153号伊駒アルプスロードと交差するため、計画的な整備が必要です。

私は席上、「市内の国道・県道・市道などの主要幹線は、20年ほど前までは中々整備が進んでいなかったが、その後国・県・市の役割分担を明確にし、お互いに連携を強化してからは、計画的に整備が進んでおり、望ましいことである。今後も関係機関が連携しながら、同盟会関係県道を計画的に整備する必要がある。」と述べました。


河川治水・砂防促進期成同盟会の総会

7月19日(金)に、伊那市役所で「伊那市河川治水・砂防促進期成同盟会」の総会が開催され、同会の顧問として出席しました。

この会は、市内を流れる大沢川・小黒川・小沢川・棚沢川の治水・砂防事業を促進して、地域の安全を確保するために設置されています。

近年は梅雨前線等によるゲリラ的な豪雨が多発し、各地で激甚災害が発生していることから、河川などの危険箇所については早急に対策を進めなければなりません。

7月1日には日雨量153㎜(宮田高原観測)の豪雨があり、伊那市西春近を流れる藤沢川では、天竜川の合流点手前の堤防が欠損しました。

市内を流れる河川は、堤防が未整備の箇所が多いため、計画的かつ早期の整備が必要です。

私は席上、「天竜川、三峰川、諏訪湖の治水力向上のためには、三峰川上流に計画されながら白紙となっている戸草ダムの建設を実現しなければならない。」と述べました。