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禁煙友愛会の総会に出席

5月15日(月)に、伊那市内で「日本禁煙友愛会」伊那支部の総会が開催され、地元県会議員として出席しました(写真は支部長代行のあいさつ)。

友愛会は、昭和30年に伊那市小沢の故小坂精尊氏が、禁煙の輪を広げることが健康の維持に有効と考え設立したもので、国内で初めての取り組みと言われています。

そのため伊那市は、禁煙活動の発祥の地として有名です。

私は昨年9月の県議会定例会の一般質問で 喫煙の問題を取り上げました。

その中で特に問題にしたのは、受動喫煙の防止についてです。

受動喫煙が原因で死亡する人は年間1万5千人にものぼり、交通事故死者数の4倍にもなっており、極めて深刻な事態です。

現在政府では受動喫煙を防止するため、喫煙の規制を強化に向けた法律制定を目指していますが、国会議員の中にこれに反対する人が多く、いつ法律が制定されるか不透明です。

私は、特に若年者の受動喫煙は避けるべきと考えています。

公立学校の敷地内を禁煙にしている学校の割合が、長野県は全国最下位です。

この状況は大きな問題だと思います。

早期に法律が制定され、県内の全ての学校で敷地内禁煙が実施されることを望みます。


吉田参議院議員の国政報告会に参加

5月13日(土)に、飯田市で吉田博美参議院議員の国政報告会が開催され、地元県会議員として参加しました。

吉田議員は現在3期目で、自民党参議院幹事長の要職にあります。

参議院議員の前は長野県議会議員を5期務められ、議長も歴任されました。

参議院幹事長の職は大臣クラス以上とも言われており、安倍首相とも頻繁に意見交換をする立場にありますし、議案や予算などへの影響力が大きいと思います。

国政報告会の中で吉田議員は、国政の現状や議員としての心構えなどについて、分かりやすくお話されました。

その中で特に私が興味を持ったことは、次のとおりです。

1 安倍首相に対しては、ほとんどの国会議員はいいことばかり伝え、事実が首相に伝わらないため、首相は裸の王様になってしまう。そこで、事実や辛口の内容を伝えるようにしている。

2 常に他人や他の党の立場に配慮しなければならない。

3 「人の悪を言わず、己の善を語らず。」という言葉を大切にしている。

こうしたことは、容易には実行できるものではありませんが、政治家として、また人として大切なことであり、私はそうした姿勢を真似ていきたいと思います。


県防災ヘリと消防隊員派遣

 

        上伊那広域消防本部庁舎

3月初めに県消防防災ヘリコプターが松本市の山中に墜落し、ヘリは大破し搭乗していた9人全員が死亡しました。

このため、県では緊急時には県警ヘリや近隣都県の消防防災ヘリ、消防庁や自衛隊ヘリの出動を要請しています。

このゴールデンウィーク中は、山林火災や山岳遭難の救助でヘリの応援を4回にわたり受けています。

県や県内の消防本部では、できるだけ応援を受けずに済むように、山林火災の防止のための予防活動を続けていますが、飯田市で大火が発生するなど予防活動の効果が出ていないのが実態です。

ヘリの応援を要請する場合、関係機関との連絡調整や現地調査などヘリの業務を支援する後方支援部隊が必要であるため、その部隊員として県内消防本部の消防隊員を派遣してもらっています。

県では現在6名の派遣を受けており、上伊那広域消防本部(上伊那広域連合が設置)でも1名の隊員を派遣しています。

上伊那広域消防本部は、消防力の増強を目指して平成27年4月に伊那消防組合消防本部(4市町村で構成)と伊南行政組合消防本部(4市町村で構成)が統合して発足しました。

私は上伊那広域連合と伊那消防組合の助役として、平成26年12月まで統合の調整作業や新本部庁舎の建設に関わりました(写真は本部庁舎)。

この統合により消防組織が充実し、今回の隊員の派遣が可能となったものですが、統合の効果がこうした場面にも出ており、統合に関わった者として嬉しく思います。