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6月県議会が開会

6月22日(木)に、長野県議会6月定例会が開会しました(写真)。

開会日には、総額6億9千万円の一般会計補正予算案などの15件の議案と専決処分の報告18件が知事から議会に提案されました。

各議案は担当の常任委員会で審査しますが、これから最終日の7月7日(金)までの16日間にわたり、一般質問や各常任委員会・本会議での審議・採決などが行われます。

私は、6月30日(金)に一般質問を行うことになりました。

今回は介護人材の確保についてと、高校の学びの改革(高校再編)についての2つの項目について、知事や教育長などに対して質問を行う予定です。

常任委員会では、文教・企業委員会の委員として、教育や企業経営について質問や提案を行います。

一般質問や常任委員会での質問内容などについては、後日に順次報告します。


文科省の内部告発と公務員の守秘義務

加計学園の獣医学部新設計画を巡っては、文科省から内閣府とのやりとりを記録した文書が外部に出され、設置の認可に関する手続きに問題があったのではないかとの疑問が生じていますが、真相が一向に解明されず国民の間で不信感が高まっています。

この文書に関して、文科省の義家副大臣の「文科省職員の内部告発は国家公務員の守秘義務違反に該当する。」との発言が波紋を呼んでいます。

内部告発は、近年「公益通報者保護法」が制定されたこともあって、盛んに行われるようになっています。

では、国家公務員の守秘義務は何のためにあるのでしょうか。

当然国民の利益を保護するためにあり、政府機関を守るためにあるのではありません。

私は、政府職員(地方公務員も同じ)が政府の業務に不公正又は不当な行為があった場合に、内部告発することは国民益に適うと考えます。

この場合に内部告発者は、身分が保護されなければならないと思います。

国には「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」がありますが、これは国民知る権利を保障し、国民への説明責任を果たすことを目的としています。

また、地方には同じ趣旨で「情報公開条例」が定められています。

最近「説明責任」という言葉が使われていますが、これは政府などの説明責任が十分でないことの裏返しではないでしょうか。

十分な説明責任を果たし、議会などで十分な議論が行われて初めて民主的な行政運営が担保されると思います。

様々な法律や制度がありますが、これらは国民主権を基本に、国民の幸福感や福祉が向上し、国民益を保全することを実現するものでなければならないと考えます。


垣内県議会議長の就任祝賀会

6月18日(日)に、長野県議会の第91代議長に就任された垣内県議会議員の就任祝賀会が箕輪町で開催され、出席しました。

垣内県議は、辰野町出身で自民党県議団に所属し現在4期目です。

これまで議会常任委員会の委員長や県監査委員を歴任され、ベテラン議員として活躍されています。

若くして辰野町長を務めるなど、豊富な行政経験を生かして活動してこられました。

特に、強い議会の実現を主張され、そのためには議員の資質の向上が欠かせないと、積極的に若手議員を指導しておられます。

私も若くはないものの1期生であり、常々垣内議長にはご指導をいただいています。

今 住民視点の行政の実現のために、議会の改革や強い議会の実現が求められていますが、垣内議長の考え方は正しいと思います。

私も、これまでの行政経験を生かしながらしっかり勉強し、チェック機能を果たし政策提案のできる議員となるよう努力していきます。