月別アーカイブ: 2018年6月

議員研修調査を実施(2)

6月11日(月)から13日(水)にかけて自民党県議団の県外研修調査を実施し、参加しました。

今回は大分県内の調査で、立命館アジア太平洋大学、別府市竹細工伝統産業会館、別府市観光協会、大分県立美術館、大分ソーラーパワーを調査しました。

調査の主な内容を2回に分けて報告します。

2 大分ソーラーパワー(大分市)

・ 大分県臨海工業地帯の丸紅エネックスなどの企業保有地105ha(土地は借上。東京ドーム26個相当)を活用して、丸紅100%出資の事業会社である大分ソーラーパワー㈱により2014年に建設されました(写真。隣は造船工場)。

・ 太陽光パネル34万枚(韓国製)を設置し、発電量は82MWで、20年にわたり九州電力へ売電(単価40円)し、年間35億円を売り上げます。

・ 設備は耐震対策が施され、津波対策や液状化、塩害(25年の劣化保証)にも備えています。

・ 草木の繁茂を防ぐため、近くの製鉄工場から排出されたスラグを6.4万㎥も敷き詰めています(臨海工業地帯には世界最大級の設備を有する新日鉄住金の大分製鉄所があります。)。

・ 臨海工業地帯の土地を利用しているため、景観への影響や自然災害を引き起こす心配はありません。

・ 広大な土地に設置されたメガソーラーシステムで、その巨大な光景には驚くばかりです。

・ 自然エネルギーの活用のためには、このような太陽光発電は更に推進すべきですが、山間地などへの施設の建設は土砂崩壊を引き起こす原因ともなるため、十分な事前調査と建設地周辺の住民への丁寧な説明が求められます。


議員研修調査を実施(1)

6月11日(月)から13日(水)にかけて自民党県議団の県外研修調査を実施し、参加しました。

今回は大分県内の調査で、立命館アジア太平洋大学、別府市竹細工伝統産業会館、別府市観光協会、大分県立美術館、大分ソーラーパワーを調査しました。

調査の主な内容を2回に分けて報告します。

1 立命館アジア太平洋大学(別府市)(写真は高台にあるキャンパスの様子。眼下には別府市内と別府湾)

・ この大学は、「21世紀はアジアの時代」との認識の下、世界でも類を見ない多文化キャンパスを実現し、アジア太平洋地域の未来を担う有能な人材の育成を目標に、2001年に開校しました。

・ 開校に当たっては、大分県(当時は平松知事)が国際大学の構想を立命館大学に打診し、立命館大学は大学100周年を記念して「日本のどこにもない」国際的な大学を設立することで、両者の考えが一致して実現したものです。

・ 約6千名の学生のうち50%が留学生です。留学生の主な出身地は、韓国・ベトナム・中国・インドネシア・タイなどで、外国籍の教員比率は50%です。

・ 世界ランキング(英国教育専門誌による)の日本部門(私学)で全国第5位にランキングされ、国際化が最も進んだ大学の一つと評価されています。

・ 毎年優秀な卒業生を各界に輩出しており、留学生のうち約200人は日本の大手企業に就職しています。

・ 現在の学長は、公募で選ばれた出口治明氏(ライフネット生命保険の創業者)で、グローバル化や少子高齢化が進み、経済の停滞と将来への不安が高まっている日本を活性化するには、アジアの優秀な人材を日本に定着させることが不可欠と主張しています。

・ 是非多くの高校生に入学して欲しい大学です。


県政報告会を開催

5月2日(土)に、後援会の竜東支部主催の県政報告会を開催しました。

県政報告会は、議員活動の内容を理解していただくことと、地域の皆さんの意見を県政に反映するために行っています。

当日は、私からこれまでの活動の概要を説明し、その後参加者と活発に意見交換を行うことができました。

大変参考になる意見を多くいただきましたが、今後の活動に生かしていきたいと思います。

出された意見の主な内容は、次のとおりです。

① 政治不信

*嘘がまかり通る政治は信用できない。

② 地方創生

*人口減少をいかに食い止めるか?

*アンケートによると、郷土に住み続けたいと思う若者が少ないが、どう対応するか?

*国の農業関係予算が不十分で、このままでは農業が衰退してしまう。

③ 国道153号の整備

*リニアの開通の9年後までに整備が終わるか?

*整備の予定ルート上でも家を新築できると聞くが、今後道路の整備時に補償を出して移転してもらうのは、税金の無駄遣いであり納得できない。規制すべき。

④ 環状北線(伊那インターアクセス道路)の整備

*伊那市山寺地籍から北へ延伸して国道153号伊那バイパスに接続する計画であるが、更に高遠町まで北へ延伸すべき。

⑤ 上伊那農業高校の跡地利用

*市の活性化のために、市が県から土地を取得し有効活用すべき。

*子育て支援の充実のために、親子が触れ合い、遊べる「子どもセンター」のような施設を作ったらどうか?

+栃木県大田原市には、市立の「こども未来館」がありますが、大変好評で多くの親子で賑わっています。

⑥ 中央区を流れる「古川」

*現在は水量が少なく、防災上も問題があるので、一年を通して一定程度の水が流れる川にしたいが、解決策はないか?

今後も、積極的に県政報告会を開催していきます。